いってきました。
10連休の最中、九レガに向けた調整がしたいとのことでカワシマさんよりお誘いがあったもので。

入店当初は16名程度かな~と思いきや続々と人が集まり最終的には24人とがっつりあつまりさすがGWという感じ。
平成最後のMTG、スイス5回戦+SE3回戦。
デッキはいつものジェスカイ石鍛冶。張り切っていってみよう。


【戦績】

R1 オムニテル ○-×-○

大会出ると、まあ1回はデルバーかショーテルとあたるよね。

G1 お相手のドローが芳しくないのか、キャントリもほぼ撃つことなく4T目こちらの石鍛冶の返しにショーテルぶっぱ。Willで打ち消しにかかるとこれが通り、続くターンで再びショーテルぶっぱ。スタックヴェンディリオンを出すとこれが通り、ハンドは《狡猾な願い》×3と《全知》でわーお。
オムニ落として、そのまま殴り勝ち。

G2 こちら1マリからマナスク。動きが窮屈なところにショーテル通されて死ぬ・・・と思いきやお相手が実はなんもないらしくそのままドローゴー。間に合うか!?と慌てて殴りだすが流石に返し思案からエムラで負け。

G3 石鍛冶が順当に殴りだし、《エーテル宣誓会の法学者》の打ち消し合戦でwill二枚と全知きってもらったおかげでお相手のリソースが枯れて勝ち。


R2 エルドラージポスト ○-○

うげえ。ピアスとフラスターが無言でこっちを見ている。

G1 順当に2マナランドからチャリス、難題×2と動かれWill切らされるわハンデスくらうわでハンドぼろぼろ。流石にきびしーなー、とか思ってたらトップからネメシス⇒ジェイス⇒石鍛冶⇒ヴェンディリオンと降って来るおやおや。
お相手もお相手でコジレック⇒《ウギンの眼》起動からウラモグとむちゃくちゃしてくるもネメシスに青赤剣ついてそのまま都合よく勝ち。

G2 お相手マナスク。《厳かなモノリス》も《磨耗》で割って泣きっ面に蜂。最後はダブルネメシスで勝ち。


R3 デスシャドウ ○-○

青黒純正。基本はソープロさえひけばいいので有利な気がするが。

G1 序盤からクロックと除去を交換しあういつものデルバー戦。《四肢切断》とショックインでライフこそ3まで詰めているものの、《最後の望み、リリアナ》に定着されてハンデスでこちらのハンドもズタボロ。デルバーまで追加されてさ流石にきびしーかー、と持ってたらトップからヴェンディリオンがこんにちわするズルを発揮。相手のエンド時にえいっと出して勝ち。

G2 お相手デルバースタート、トップから《外科的摘出》をめくって変身するという慮外の展開。とりあえずデルバーにソープロ当てるも、当然そのソープロごとサージカルでぶっこ抜かれて一気にアンコウへの対処が怪しくなる。まあ確かにソープロだけでデッキコンセプト崩壊するもんな・・・。
最終的にバターと死の影のにらみ合いになるも、ネメシスをご都合トップしてそのまま最強生物完成で勝ち。


R4 URデルバー(ねこまくら氏) ○-×-○

3-0だったんですけど、下当たりだったのでやむなく。
お相手はこれまでも何度か福岡店でお話させていただく機会のあった動画投稿者ねこまくら氏。MO中心で普段はモダンプレイヤーだとか。

G1 ハンド強かったので、先手から石鍛冶⇒ネメシスと豪快に動いてデイズを二連チャンで貰いに行き、最終的にバターで地上制圧。返しのお相手のネメシスで押し返されるか・・・?と不安になるも、ヴェンディリオンをご都合トップ。装備してクソデカフライヤーで殴り倒し勝ち。

G2 《プテラマンダー》にちまちまパンチもらいつつ、横のヤンパイやデルバーを除去して石鍛冶を通し制圧していくいつものプラン。バターパンチし始めたところで、5/5に順応した《プテラマンダー》とのダメージレースに突入。
最後の最後、《思案》で上に積み間違えて除去をドローするターンが一手送れてしまい、うっかりデルバーのワンパンを貰って《稲妻》×2で負け。流石にぬるかったな。

G3 やっぱりでてくるプテラマンダーにぺちぺちもらいつつ、それでも横のクロックを中心に除去。ヴェンディリオンで前方確認してから石鍛冶バターで制圧して勝ちのいつものパターン。


R5 ID 

予選は4-0-1で2位抜け。
なんかR4の3-0同士卓もガチってたらしく13ポイントは二人だった。


【SE】

SE1 URデルバー ×-○-○

ってもう一回かい。

G1 1マリから。《Tundra》《カラカス》でキープし、当然のように不毛でわからされて死亡。まあしゃーない。

G2 お相手ダブマリ。土地探してのキャントリップを全部打ち消して、流石に勝ち。これもまあしゃーない。

G3 このゲームもお相手マナスク。やっぱりプテラマンダーがぺちぺちしてるのを尻目に、こっちも少しずつ準備を整えてヴェンディリオン。お相手のハンドの《削剥》×2がちょっと面倒だったがとりあえずネメシスをボトムに送ってから石鍛冶で青赤剣サーチ。返しに飛んでくる一枚目の削剥を《狼狽の嵐》で防いでからドローゴー、お相手は色々迷われた末に青赤剣装備されるくらいなら、とアクティブな石鍛冶へメインで削剥。実はバターを素引きしていたのでそのままどーん。慌ててブレストされるも、トップが固定されてしまったようで投了。



SE2 ANT ×-○-×

苦手なんだよなあ。

G1 カウンターなしハンドでやや苦しい、ヴェンディリオンで最低限の干渉をかけていくもそれでも《炎の中の過去》ルートからテンドリルで負け。

G2 マナ加速からの《巧妙な偶像破壊者、ダレッティ》に苦しめられる。《梅澤の十手》で能力を牽制して、ヴェンディリオンでこれを落としてライフを詰めていく。お相手もどうにかマナ加速をチェインして《苦悶の触手》にたどり着くが、ストームがぎりぎり1足りずライフが1残る。残ったライフを十手でやりくりして殴り勝ち。

G3 石鍛冶・ヴェンディリオン・willに土地4というやや頼りないハンドだが、しぶしぶキープ。お相手はまたしてもダレッティとカーンというPWで攻めてくる上、こちらのヴェンディリオンはまさかのお相手の《カラカス》に牽制されてしまい殴りにいけない。こちらの対策カードもダレッティに壊されてしまい為す術無し。完敗です。


【結果】

SE2没

晴れる屋ポイント2000ポイントを貰って終了。
んー、新環境にはなりますがもう少しレガシーに詰めておきたいですね。

ではまた次回。


「最後の戦いを目撃せよ/Be there when it ends」

ラヴニカ三部作最終章、「灯争大戦」は5/3(金)世界同時発売!





はい、いつもの販促といつもの雑感です。

レア・神話レア中心にやっていきまーす。

特に言及ない限り基本スタンダード目線で。







・≪時を解す者、テフェリー≫

期待と話題の新テフェリー。3マナと軽量ながら、初期忠誠度は4と高め。今回はレア枠で収録するためか、前評判の割に値段は抑えめか。

+1は次の自ターンまでソーサリーへ瞬速を付与。キャントリップのない代わり、手札のソーサリー全てをインスタント化できる≪急かし≫。ハンデス・ラスゴをインスタント化して撃つのは中々インパクトがあります。

-3はクリーチャー・エンチャント・アーティファクトへの≪排撃≫。盤面に触れてカードが引けて、とバウンスであることを差し引いても自衛能力としては使いやすい部類の能力。

「灯争大戦」収録のPWの特徴として、奥義を持たない代わりに常在型能力を持っています。これに加えて忠誠度能力はアンコでマイナス能力のみ、レアはプラスマイナスを併せ持ち、神話レアとなれば奥義までついてくるというレアリティ格差。



このテフェリーの常在型能力は対戦相手のインスタントタイミングでのスペルキャストの禁止。初代クリーチャー時のテフェリーとほぼ同じ拘束能力ですね、PWとなったので若干使用感は異なるでしょうが。

≪ドミナリアの英雄、テフェリー≫が非常に強力だったこともありこのテフェリーにも大きな期待(あるいは危惧?) を抱く声が多く見られます。
個人的な意見としては、「強力ではあるが、やや過大評価に感じる声が多い」といったところ。

第一に気にしなければならないのは、奥義を持たないPWなのでこれ単体では勝利に結びつかないこと。またプラス能力は他のカードに依存する能力・・・総じて「単体ではほぼ何もしない」カードである点には留意が必要です。常在型能力も、インスタントスペルの採用率が低い愚直なビートダウンにはバニラ同然なためやや尖りすぎなきらいを感じます。

一方でコントロールミラーや、青単のようなクロックパーミッション等刺さるマッチアップでの刺さり方はえげつないため、そういったマッチアップを意識するのであれば出番は必至といえそうです。今エキパンション収録のPWの多くに言えることですが「主に常在型能力を目当てに採用、ついで程度にアドがとれればOK」みたいな運用が想定されます。サイドボード向きにも感じますね。

一応、刺さらないマッチアップにおいてもマイナス能力のバウンスでお茶を濁して退場できる等最低限の汎用性は備えておりメインデッキからの投入も充分検討できるでしょう。ただ、5マナテフェリーのようにデッキの主軸にすえて構築するほどのカードではないと思います。


・≪龍神、ニコル・ボーラス≫

永遠のラスボスが5回目のカード化。もちろん神話レア。
今回は5マナとそこそこ軽めながら、青黒黒黒赤という突飛な色拘束が目を引きます。ミゼットでも意識した?初期忠誠度は4。

+1はアモンケットの「責め苦」サイクルに似通った、ディスカードorサクリファイスを迫る締め上げ効果とキャントリップ。一見地味なことしか書いていないようでいて、実は1度にカード2枚分のアド差をつけるとんでもない能力。同種のPWと比べても、プラスするごとに開いていくアド差の面で一線を画しています。相手が切ったカードは追放されるなど至れりつくせり。

-3は≪英雄の破滅≫。PWが盤面に触れる能力としては癖が無く使いやすい強力な自衛能力。

-8は伝説のPW・クリーチャーをコントロールしていない対戦相手の強制敗北。PWの奥義にありがちな「事実上勝ち」すら生ぬるい、直接的にゲームを終了させる能力。プラス能力を連打できている時点で、相手の場にPWはおろかロクにリソースがあるとは考えにくく、除去が得意な自身のカラーリングともかみ合う強力な奥義といえるでしょう。


以上の豪華な能力3点セットに加えて、「戦場の全てのPWの忠誠度能力を得る」という非常に特異な常在型能力も備えます。ボーラスの全能性というフレーバーを能力化したものでしょう。相手・自分問わず全てのPWの能力を起動することができます。

ただ、自身の能力が普通に強いので他のPWの能力を使う機会はあまりなさそうです。相手のPWがいたとして、自身の-3で対処できてしまうのも一因。せいぜい、奥義のターンを早めるために「+2」を持つPWの能力をパクる程度か。
ちなみに他のPWの常在型能力はまでは流石にパクれません。念のため。

と、ここまでベタ褒めした通り非常に強力なカードであることは疑いないと思いますが、やはり懸念は色拘束。
特に黒トリプルは重く、三色要求も相まってやはり先代ボーラス共々併用する専用デッキを作ることになりそうです。無論それを加味しても、これを主軸にデッキを作る価値のあるカードだと感じます。初動からお値段がぐんぐんグルトですが、抑えておきたいところ。


・《復讐に燃えた血王、ソリン》

なんやかんや石から出てこれたソリンさん、案の定ボーラスのことなんざほっぽってブチギレ案件の模様。
4マナで初期忠誠度は4。

そんなブチギレ様とは裏腹に(むしろなのか?)、彼の常在型能力は自ターン中自軍クリーチャーとPW全員にライフリンクを付与するというもの。デッキにもよりますがすさまじい勢いでライフレースが壊れかねない、見た目以上に強い能力。

+2能力はプレイヤーorPWへの1点火力。常在型能力は自身にも及ぶので、一応1点のドレインとなっています。あっからさまにショボイ能力ですが、上がり幅が高く、-能力の融通性を考えると仕方ないか。多少PWに触れるだけでもマシ。

-Xで、コストXのクリーチャーをリアニメイト。出してすぐ最大4マナのクリーチャーまで呼び出せますが、強力な常在型能力を活かすためにもやはり3マナ圏のクリーチャーが狙い目でしょう。やや工夫は必要ですが、個人的には《輝かしい天使》と組みあわせて使ってみたいですね。

色がビートダウン向きではない、という欠点はやや気になりますがライフリンク付与はやはり何がしか可能性を感じます。


・《黒き剣のギデオン》

前回に引き続き、3マナのPWとして登場し早くも死亡が確定してしまった生きる死亡フラグ。フラグが実現した。

いつものクリーチャー化能力を、今回は常在型能力として搭載。
サイズは4/4、例によって破壊不能・ダメージ軽減がついてますが常在化したおかげで自ターン中はほぼ完全無敵に。初期忠誠度も4と固く、既に強そうな臭いがプンプン。

+1は自軍のクリーチャー1体へ警戒or破壊不能or絆魂を付与。
ギデオンへの殴り返しを防ぐ警戒、クリーチャー同士の交換を優位進める破壊不能、戦場ががら空きでもとりあえず絆魂とビートダウンに必要な要素は取り揃えており+能力としては充分なラインナップ。
ただし、ギデオン自身を対象にすることができないため真価を発揮するにはアグレッシブなビートダウンで採用が必至。

-6はノンランドパーマネントの追放。消費値が大きいものの序盤から殴っていけば必然忠誠値は溜まっていく一方なので、一度は使用できる目算は高そう。
しっかり打点を稼ぎ、後詰めの道を切り開く能力としては有用。

全体的にハイスペックですが、+1能力の仕様上前のめりなデッキでの運用が前提で今までのギデオンに比べるとやや汎用性には欠けるイメージ。
素直に白単で使おうとすると、3マナ域は結構激戦区なのでそこにどれだけ入っていけるかは結構楽しみですね。



・《永遠神オケチラ》

アモンケットの神々が一柱、「永遠神」サイクルとしてゾンビ化し復活。
今回は永遠衆化したためか、破壊不能ではなくライブラリの3番目を戻るという形で不死を体現。戦場からであれば破壊はおろか、追放でもライブラリへ帰っていくという恐ろしい執念。

白の永遠神、オケチラのスペックは5/3/6ダブルストライク。
加えて、クリーチャーをキャストするたびにトークンを生産します。
トークンのサイズは4/4・・・4/4!?

事実上5/6/6サイズの除去耐性持ちが、4/4を量産しながら殴ってくる。
何を言ってるのかわからねーと思うが、俺にも何を(ry

かつての《スカラベの神》をよりビートダウン向けにしたような能力で、盤面の制圧力の高さは容易に想像がつきます。あちらと同様、「ターンが帰ってきたら概ね勝ちに傾く」くらいのスペックはありそう。この色のミッドレンジ、というとあまり現環境でめぼしいデッキが思いつきませんが流石に何かしらデッキが組まれそう。


・《永遠神ケフネト》

青の永遠神、ケフネトは4/5飛行。
何故かサイクル中、これのみ4マナ。
永遠神共通の不死能力も勿論備えており、この時点で既にスペックは充分なのですが。

能力は各ターン最初にドローしたカードがインスタントorソーサリーであればそれを無色2マナ分コストを軽減した上でそのコピーを唱えてもよい、というもの。「コピーを唱える」のがミソで、実はハンドに加わったコピー元はそのまま手札に残るという非常にアドバンテージ面に優れる能力。

4/4/5飛行除去耐性持ちで、何故かアドバンテージ能力まで備えている不思議な生物。マナコスト刷り間違えたんじゃないだろうな?
4マナと軽い分アドバンテージ能力は確実性に欠け、「ターン帰ってくれば勝ち」クラスの制圧力はありませんが、コントロールデッキのフィニッシャーとしての格は充分でしょう。4枚買いです。



・《永遠神バントゥ》

黒の永遠神は、5/5/6威迫。
ETB能力として、自軍パーマネントを任意の枚数サクリファイスしてその枚数分のドローができるというもの。

ひっじょーに使いにくい。
このテの能力としては土地をサクれるのはそこそこ融通が利いているのですが、いかんせんこれを出した後の盤面がスカスカになるのはいただけない。一応マナフラには強いけども・・・。
せめてもう少しスタッツが優れているか、ライフリンクでももってればよかったんですが。



・《猪の祟神、イルハグ》

赤の永遠神は・・・ってあれ?こいつゾンビじゃないじゃん!
どうやらグルールにはモノホンのオットコヌシ様がいた模様、まあハゾレトの枠なわけですから赤の神は特別ですよね。

気になるスペックは5/6/6トランプル。でけー。
除去耐性は永遠神サイクルと共通。

固有能力は、アタック時に手札からクリーチャーを攻撃している状態で戦場に踏み倒すというもの。既存のカードでは《巨大なるカーリア》に近い挙動ですが、出したクリーチャーはターン終了時に手札に戻ってしまいます。

個人的には単純に素のスペックが優秀とはいえ、能力のほうは正直ややオーバーキル気味かなーと思います。能力を真に活かそうとすれば、《野生の律動》あたりの速攻付与によるサポートが必要になってきそうです。実際に使われるどうかは微妙なところ。

ちなみ後述するロナスを手札から叩きつけると17点入るぞ!
やっぱオーバーキルじゃん?


・《永遠神ロナス》

緑の永遠神は5/5/5接死。
おい、赤にサイズ負けてんじゃねーかもっとがんばれ。

能力はETBで自身以外の自軍生物全員のパワーを倍化し、警戒を付与。
インパクトのある能力ですが、実はタフネスがあがってくれないので見た目ほど戦闘での優位は得られないのでは?という疑惑が。
また、ある程度クリーチャーの頭数が必要=出すまでに下準備が必要という意味で単独でのパフォーマンスに欠け、黒のバントゥと同じ悩みを抱えています。その割りにリターンがあまりつりあってるようには思えず、やや中途半端。

あんまり使われなさそうだなあ、という感想。




今回はひとまずここまで。
気になるカードが非常に多いので、そのうち追記したいと思います。
リクエスト等あればコメントかtwitterまでどーぞ。
ではまた次回。




(4/29 追記)

・《永遠の終焉》

Xの値が10を超えると爆発的な能力が追加される「終焉」Xコストソーサリーサイクルの黒。
タフネスX以下の生物を最大3体破壊。
Xが10を超えることによるボーナスは自身の墓地からすべてのクリーチャーのリアニメイト。

まあサイクル通じてXが10↑で唱える機会はそうないでしょうから、そのボーナスについてはほぼオマケ程度にとらえてよいでしょう。
肝心の効果としては、Xの値が小さくても効果が期待できることから対アグロデッキ用のカードとして期待できると感じています。
X=1で2体以上破壊できれば充分、Xが2~3程度でも標準的なラスゴとして機能するなら黒い除去コンには使いやすい部類ではないでしょうか。
個人的には期待値の高いカードです、白いラスゴで事足りるのでエスパーでは使いでがないでしょうが、それこそ流行りそうなグリコン辺りには採用できそう。



・《破滅の終焉》

緑の終焉はライブラリー/墓地からマナコストX以下のクリーチャーを直接呼び出せる、《緑の太陽の頂点》の亜種。
Xが10を超えることによるボーナスは、呼び出したクリーチャーへの+X/+X修整と速攻付与。まあ12マナも払ったら人が死ななないと割に合わないしこんなものか。
緑なのでマナ加速からたたきつける分には一番実現性は高そうには見えます。


ある程度マナを確保できるデッキであれば強いクリーチャーを5↑積んでるような使い方が可能なのは本家と同じですが、このテのカードとしては墓地からも呼び出せるのが画期的。しつこく強いカードを連打できるのはよさそうにみえます。
ただ、緑マナダブルシンボルであるため柔軟なシルバーバレットを狙うにはやや取り回しが悪い点が否めません。スタンダードで強いクリーチャーを呼び出そうとすると、必然Xの値が4~5を超えがちなのでかなりのマナ食い虫。
ランプぽい構築できればあるいはですが、昨今のスタンのメタ傾向的には逆風か。



・《永遠神の投入》

生物への4点、4点ゲイン、動員4、ライブラリートップ4枚を墓地へと4尽しの除去。時々よくある印象深い数字で固めたカード。

4/4がCIPで4点ドレイン火力撃つわけですから、そりゃ書いてることはめっちゃ強いのですがいかんせんスタンで5マナのピン除去は重いです。
アグロ対策としては結構なコスパですが、それ以外のデッキに対してはいまいち。ライブラリ削りも塩を送り込みそうな気がしてならず、イマイチ使いでが…。

カラーリングもカラーリングなので、エスパーやグリクシスがアグロ対策に1枚積んでおく程度か。悪くはないと思うんですけどね。


・《戦慄衆の解体者》

ラクドスカラーの2マナ、1/1速攻スリス能力持ち。
今回はエキスパンションテーマがPWなせいか、こいつに限らずPWを殴ってもスリスが誘発するのが有能。

単純に打点の上がり方が高いのはもちろん、除去されても自身のパワー分のダメージを飛ばすアグロの求める能力を高い水準で備えています。
ラクドスカラーのアグロというと、今までは赤単に食われがちでしたがサイズの上がりやすいこいつで差別化&復権なるか。



・《終局のはじまり》

6マナで打ち消し不可のインスタント2ドロー。
そして手札の枚数に等しい動員を行います。

おおよそ、3/3~4/4程度の瞬速2ドローと考えるといささかインパクトには欠けます。正直、6マナ払うなら打ち消されてもいいので3ドローさせてほしかった感。
現状、コントロールのドロースペルとしては《薬術師の眼識》が枠を食いがちなのもマイナスポイント。
ただ、コントロールミラーにおいては打ち消されないアドスペルがクロックとしての性格を持つのはかなりは頼もしいためそういうマッチ意識での採用はありえるか。

PWPを稼ぐついでに、みたいなつもりで泊りがけで晴れる屋福岡店へマジック漬週末を目当てにGO。・・・だったのですがMF横浜行きがポシャでオワ。ほんまくそ。

・4/13(土)

まあとりあえず気を取り直して、土曜日は「モダンホライゾン」こと≪地平線の梢≫争奪戦へ参加。
MF横浜直前ということもあってか、あるいは単なるモダン人気か、参加者は28名と多め。

デッキはイゼフェニ対策を施した理論上最強()のバントスピリット。
スイス5回戦+SE3回戦で張り切っていってみよう。

【戦績】

R1 青白コントロール ○-○

感触有利。

G1 カンパニー3発撃って全部通ればそりゃ誰でも勝つ。

G2 お互いマナスク。当然アクションはこっちのが軽い上、お相手は無色マナ固め引いてて尚更アクションが狭い。順当にペチペチ殴って勝ち。


R2 緑単トロン ○-○

感触有利。こんなんばっかだな。

G1 お相手がクアトロマリガンして勝ち。

G2 お相手1マリ、先手2T目の≪彩色の星≫⇒≪探険の地図≫の2アクションの返しを≪石のような静寂≫でフリーズさせて≪統一された意思≫構えながらペチペチ殴って勝ち。なんか申し訳ないレベル。


R3 緑単トロン ○-×-×

感触(ry

G1 バイアルスタートから若干クロック細く、ライフイマイチ詰められてない上体で相手のトロン完成。≪ワームとぐろエンジン≫で反撃され、≪拘留代理人≫でこれを対処すると≪古きものの活性≫からワムコおかわり。
幸いこっちも返しでカンパニー引き込み、ロード追加しつつ打点を上げ≪無私の霊魂≫でワムコのライフリンク一回スカして勝ち。

G2 ≪石のような静寂≫・≪減衰球≫でキープ。≪霊廟の放浪者≫スタートするも、お相手の先手2T目≪古きものの活性≫から≪歩行バリスタ≫サーチを見た返しでマナクリ引いてしまう。3枚目の土地がないものの、バリスタとの交換嫌って≪石のような静寂≫⇒≪減衰球≫から入るが、綺麗にどちらも≪自然の要求≫×2でぱーん。そのまま3枚目の土地引くことなく負け。

G3 土地なしダブマリ、相手は3T目ナチュラルトロンからデカいバリスタ⇒ウラモグで負け。感触有利とはなんだったのか。これもまたモダン。


R4 青白スピリット ○-○

緑抜きのスピリット。メインからサリア、無色マナの余裕があるのか≪変わり谷≫がある。サイドにも≪虚空の杯≫があったりとマナ拘束要素が強め。

G1 お相手ダブマリ、バイアル×2で粘られるも≪拘留代理人≫でボッシュートして勝ち。

G2 お相手やはりダブマリ。土地詰まりつつサリア出されるも、こっちはマナクリバイアルからゆったりで勝ち。

お相手終始事故ってて申し訳ない。


R5 ID

全勝2人、勝ち点9が7人で一人あぶれる計算だったがオポが9点台の中で2位かつオポ下位グループと10%以上の開きがあったためIDを選択。


3-1-1の予選は6位抜け。


【SE】

SE1 エスパーコントロール ○-×-×

確か前回の晴れモダンでも当たった方、その際もどうやら僕のことをご存知のような感じだったのだがもしかして更に前にもマッチしたことあるのかな。
だとしたら覚えてなくて申し訳ない。

G1 お互い引きが芳しくないが、バイアルスタートしてる分相手の牌潰しやすかったこともありちびちびロード出して相手がなんも引かない間に勝ち。

G2 バイアルスタートするもなんとバイアル3枚を固め引いてクロック激細。それでも打点をちびちび積み重ねるが、≪オルゾフの簒奪者、ケイヤ≫がバイアルを追放するわゲインで粘ってくるわで面倒。粘られてる間にPW連打され負け。

G3 バイアルスタート、次のターンでバイアルから≪呪文捕らえ≫構えつつの≪集合した中隊≫を・・・というところでやはりケイヤにバイアル追放されプラン崩される。ケイヤに≪統一された意思≫あてていくものの、≪呪文嵌め≫が刺さってしまいとおされてしまった。ジェイスに制圧されて負け。


【結果】

SE1没

流石に軽量除去が増えてる相手だとやや不利?
まあ引きのぬるさはあったけども。



大会終了後はあつかましくも仕事中の晴れる屋福岡店店員のご歴々とお話させて頂く。意外と(?)年齢層若いんですね、福岡店スタッフ。
スエナガ店長は北海道へ飛んでらっしゃるとかで不在でした。

だらだら長居させていただいて、9時前に夕飯済ませていつもの宿キャビナス福岡へ移動。
そして風呂!晩酌!就寝!格安カプセルホテル!

がっつり10時間くらい寝ました。ここんとこ疲れてて。


・4/14(日)

朝風呂浴びてからチェックアウト、晴れの開店時間まで博多駅をぶらついていたら久々に東京スープストックを見かけたのでフラフラと立ち寄り遅めの朝食。
ボルシチ玄米が俺の鉄板。

雨に降られながら人の集まり具合を心配しつつ入店。
この日の目当ては九レガトライアルを兼ねた≪古えの墳墓≫争奪レガシー。
なんだかんだでレガシーは12名集まり無事開催。使用デッキはいつものジェスカイ石鍛冶。今回はサイドボードに少し手を加え、新顔として≪発展の代価≫を採用。
レガシーは死儀礼禁止以降イマイチ自信のある形に落ち着いていないため、安定のための1byeは是非ほしいところ。


人数が人数なので、スイス4回戦+SE2回戦にて実施。
張り切っていってみよう。

【戦績】

R1 土地単 ×-○-×

晴れる屋店員の方。女性で店員でレガシーで土地単となかなか見かけない要素のオンパレードっすね。

G1 不毛、リシャポで序盤からマナ拘束がきつい。追加の土地も引けず負け。

G2 やはりリシャポ、不毛に睨まれイマイチ。ネメシスこそ送りだすも相手の≪不屈の追跡者≫相手にクロック負け、≪窒息≫まで張られくそきつ。ラストターンでなんとかフェッチを引き込み手がかりでフルタップのところ起動スタックに必殺の≪発展の代価≫。18点で勝ち。

G3 willとサージカルで思わずキープといってしまったがよく見たら土地が1枚しかなかった。トチ狂ったキープなので当然負け。


R2 ANT ×-○-○

苦手なんだよな。

G1 ハンデスに対応でブレスト繰り返すがカウンター引き込めず、石鍛冶で仕掛けるも返しに≪むかつき≫。あんまりめくりが芳しくなく、このターンでは死ななかったものの≪炎の中の過去≫から再度しかけられ負け。

G2 カウンターこそ薄いが、石鍛冶⇒バター⇒ヴェンディリオンで早めに仕掛けてキルターンを迫る。ヴェンディでは≪むかつき≫も落とせたので最低限の妨害もかける。≪ウルザの後継、カーン≫で粘られるも押し切って勝ち。

G3 ≪仕組まれた爆薬≫、≪外科的摘出≫に新カードラヴィニアとサイドカードたっぷりキープ。お相手初動≪思考囲い≫から悩んだ末に石鍛冶を落としてLED置いてGO。ラヴィニアいるのでLEDのキャストはともかく、動きが鈍いな?と早速サージカルでハンドを拝見すると、むかつきと≪強迫≫しかないゆったりハンド。
これ幸いにとまずは爆薬でLEDを破壊、ラヴィニアを通してクロック刻んでいく。5枚目の土地を引けずむかつきルートが縛られたお相手は数ターン沈黙だったが、マナ加速からの≪燃え立つ願い≫⇒≪巣穴からの総出≫ストーム5で反撃。12点クロック相手に、2ターンの間で回答引けないと負け・・・というところでトップからバターがこんにちわして勝ち。


R3 ホロウワン(しるびあさん) ○-○

「いつもボコられてる気がするな」とはしるびあさんの談。なんかしるびあさんの引きが噛み合わなかったり、俺の引きが強すぎたりの試合が多い気がする。
今回のデッキはまさかのレガシー版ホロウワン。

G1 ≪通りの悪霊≫サイクリングスタートから≪朝廷の支配≫で「!?」となるも、いくらルーティングしても芳しくないらしくほとんどクロックを出されることなく石鍛冶ネメシスが殴って終了。

G2 こちら1マリから。ニヤニヤしながら「マリガンしようぜ!」と≪燃え立つ調査≫撃たれ、ソープロ2枚落とされるスタート。「ソープロ2枚落ちたんなら」と2T目に≪グルマグのアンコウ≫高速召喚・・・でも何故か3枚目のソープロ引いてて即除去。
≪エーテル宣誓会の法学者≫でマッドネスの連鎖を断ち切りにかかるも、ランダムディスカードから≪古えの遺恨≫落ちてぐぬぬ。と思ったら今度は≪アゾリウスの造反者、ラヴィニア≫を引き込み引き続きシナジーを妨害することに成功。
後で気づいたけどこいつ≪陰謀団式療法≫のFBも防げるんですね、やるじゃん!
≪炎刃の達人≫、≪グルマグのアンコウ≫と並びこちらは十手ネメシスで対抗。ライフをやや達人に詰められるもやはり十手ネメシスは最強、最後は≪火と氷の剣≫も装備して勝ち。


R4 スニークショウ ○-○

初心者さん、普段はスタンプレイヤーだとか。いまどきレガシーに参入するとは珍しい。

G1 初手で母聖樹置かれて「!?」となるも、お相手のアクションそのあと何も無くて勝ち。

G2 先手2T目≪古えの墳墓≫絡めてショーテルを≪狼狽の嵐≫でかわし、2T後のショーテルも瞬唱⇒狼狽でかわすとお相手ハンドなにもなくなり勝ち。流石に仕掛けが安易だったように思うが、キャントリの1枚もないんじゃしゃーないか。



3-1で予選は多分4位抜け。
昼飯のんびりくってたら4回戦早めに終わってて遅刻しました()
てるしょーさんにわざわざDMまで頂いてて、ご迷惑おかけしました。


【SE】

SE1 スニークショウ ○-○

R4の方とは別人ですが、やはりレガシーは始めたばかりとか。

G1 お相手ダブマリ。≪だまし討ち≫からしかけてくるも、ヴェンディリオンで≪グリセルブランド≫を落とし、保険の≪カラカス≫も引き込んで勝ち。

G2 ≪エーテル宣誓会の法学者≫で相手のカウンターを抑制し、Will二枚を盾に相手の仕掛けをかわしていく。≪削剥≫で対処されるが、返しで二枚目のエーテル引き込むズルを発揮して勝ち。
ショーテル系、大体10枚くらいサイドインできるカードあるからサイド後はすごい安心感あるんだよね。とりすぎかなと思うこともある。


SE2 土地単 ○-○

R1の方と同じ。今度こそ。

G1 お相手は先手≪モックス・ダイアモンド≫から1T目≪森の知恵≫スタートでうぼぁ。とりあえずブレストしてみると、特に土地単への有効牌はないものの初手でキープしたものとあわせ手札に二枚の≪稲妻≫と瞬唱が舞い込みおやおや。
どうせメインは不利、相手の立ち上がりもよすぎるのでここはバーンプランワンチャンへ。
予想通りお相手は早めに決めにかかろうと積極的に森知恵のライフを支払い、DDコンボを揃えにマナを使ったターンの一瞬のフルタップをついて稲妻⇒瞬唱⇒稲妻で8点叩き込み勝ち。

G2 お相手の土地が2でストップ、それも緑マナなしと踏んだり蹴ったりで流石に勝ち。


【結果】

優勝

九レガ本戦1byeとスプリットした≪古えの墳墓≫2枚、晴れる屋ポイント1500ポイントをゲット。
少なめの人数でSEが2回戦だったし、対戦数少ない中で上ぶれできたのはラッキーでした。1bye活かして2年連続の入賞を目指し頑張ります。

大分のリアルパウパー大会こと、「コウノトリ杯」の第19回告知です。


大会名に特に他意はありません。(棒)
RPG杯に代わるpauperを楽しむ場、また大分のMTGプレイヤー交流の場として大会を続けていきたいので、前回同様多数の皆様のご参加をお待ちしています。
RPG杯同様、レンタルデッキ貸出も引き続き行いますのでデッキを持っていない方や初心者さんも振るってご参加ください。

※今回も出場デッキのうち、非レンタルデッキを持参された方の中から主催の独断と偏見でチョイスする「デッキピックアップ」と称しまして、ちょっとした解説記事を作る予定です。
レンタルデッキに満足できない方は是非オリジナルデッキをご持参のうえ奮ってご参加ください。


以下大会の詳細です。

【イベント名】コウノトリ杯

【場所】レアルトマト大分中央店

【日時】2018年4月7日(日)

【フォーマット】pauper(非公認)

【スケジュール】
10:30~11:00 受付
11:15~ 一回戦開始

【試合形式】スイスドロー 3~6回戦 (制限時間 50分)

【参加費】500円

【賞品】
<優勝者>
・ラヴニカの献身×3パック 
・店頭のお好きなMTGブースターからお好きな1パック

<準優勝者>
・ラヴニカの献身×1パック
・店頭のお好きなMTGブースターからお好きな1パック



※現在確定している賞品のみ明記しておりますので、今後賞品が増える可能性があります。

【注意事項など】
・カードプールはMOでの最新のものに準拠します。
・フリーのジャッジがいません。問題発生時には対応しますので、ご理解よろしくお願いします。
・カードは新旧混ざると判別可能ですので、不透明スリーブをご使用ください。
・判別可能なスリーブやカードに関しては、比較的厳しい対応を行います。予め判別ができない状態で臨まれるようお願いします。
・本大会はみんなでMTGを楽しむためのものです。イカサマ等に対しては厳しい対応を致します。
・筆記用具は必須です。各自で準備して下さい。
・会場内は禁煙です。喫煙される方は、指定の場所での喫煙をお願いします。
・貴重品の管理は自己責任でお願いします。
・慣れない大会主催ですので何かと不備があるかと思います。ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、よろしくお願いします。

久々に参加しました。
参加者16名といつも通り盛況。


デッキはいつものジェスカイ石鍛冶。ちょいとだけ土地の枚数とかサイドいじりました。
スイスは4回戦で張り切っていってみよう。

【戦績】

R1 ターボデプス(イミさん) ×-×


デプス、なんとなく苦手意識がついてしまった。
要はソープロを握っていろということなのだろうけれども。

G1 ≪思考囲い≫⇒≪闇の腹心≫×2のグッドスタートを咎めきれずモタモタするも、イミさんの引き増しが微妙であんまり盤面が煮詰まらない。石鍛冶バターで押し返しライフ詰めていくが、ラストターンでデプスコンボトップされて負け。

G2 ≪思考囲い≫3連打スタートでゲロいが、イミさんが土地詰まりのためgdgd。
こちらはこちらで瞬唱をありったけ落とされてしまい攻めあぐねる。ドローを重ねてソープロ探してコンボに備えにいくも引けず、モタモタしている間にコンボ成立、最後までソープロ見えず負け。


R2 デスシャドウ ○-×-×

ちょうせんの後輩君。いまだに名前を覚えてないわけだが。


G1 石鍛冶バターをwill絡めて無理くり通して勝ち。デルバー系に対しては最近この勝ち方が増えてきた、少なくとも置物対策されてる可能性が低いメインは石鍛冶をさっさと通しにいくほうがよさそうね。


G2 ≪苦花≫置かれた返し、≪基本に帰れ≫を≪狼狽の嵐≫で通して蓋に成功するもフェッチから持ってくる土地を間違えた結果思うように白マナをやりくりできず、石鍛冶にもたどり着けず負け。ミスプレイ。

G3 G2とほぼ同じ展開から、今度は普通に土地伸ばされて≪突然の衰微≫でBtB割られる。お互い展開が鈍かったのでやはり≪苦花≫がじわじわ。トップデッキ勝負から肉を固め引かれ負け・・・ってこの展開前もデルバー系相手にやったな。
反省が活きてない。



R3 ステイシス(エトウさん) ○-○


サイドボードに入る瞬間まで、エトウさんだということに気がつかなかった。初対戦です。≪予言により≫を見た瞬間気付いてもよさそうなもんだけど、頭麻痺してたな。

G1 やたらめったらカウンター固め引いてしまい、なんでもかんでもカウンターして勝ち。

G2 なんとなくお試しのつもりでサイドに置いていた≪アゾリウスの造反者、ラヴィニア≫がぶっささってしまい勝ち。


R4 ハイタイド(たくみくん) ×-○-○

奇跡かなーと思ってたら予想の斜め上過ぎるデッキだった。

G1 こっちのカウンターが薄すぎて負け。

G2 ≪エーテル宣誓会の法学者≫がぶっささって勝ち。

G3 ≪アゾリウスの造反者、ラヴィニア≫が妙な方向に刺さり、≪ギラプールの希望≫に≪カラカス≫が刺さりとなんかいろんなカードいろんな方向に刺さるかみ合わせの妙で勝ち。



【結果】
2-2


デプスとデルバー、九レガにもいそうっすねえ。
ぼちぼち対策考えていきましょう。
ではまた次回。
特になんもねーなーと思っていた日曜日。
カワシマさんやハマダさんが行く予定なかったので中津レガシーは行きたい気持ちはありつつもパスの予定だったのですが、前日にじゅんさんがヒラノさん・ショウノさんとつるんで参加予定との知らせを受けて急遽同道・参加することに。

天気はあいにくの雨ながら、参加者は17名と多めの人数に。
(同日宮崎にて開催のPWCでも同人数だったとか)

福岡からの遠征の方など含めて結構盛り上がる大会に。
デッキはいつものジェスカイ石鍛冶を使用、あんまメタにあってる気はしないんだけども。
スイス5回戦+SE3回戦で張り切っていってみよう。


【戦績】

R1 黒単リアニ(クドウさん) ×-○-○

で、一回戦から市内勢とあたるという。

G1 後手、こちら1マリから。土地×3・瞬唱×3の事故ハンドキープ。ヒムある相手にダブマリしたくなかったので。
案の定黒タイタン釣りに何の干渉もできず負け。

G2 先手。クドウさん1マリから。お互い土地置き続けて3T目に≪ヴェンディリオン三人衆≫でこちらからしかける。≪小悪疫≫ボトムに送ったらそのままクドウさんのアクションが何もなくなって勝ち。

G3 後手。こちら1マリから。≪思考囲い≫×2と≪集団的蛮行≫でサイドカードを落とされハンドスカスカにされるも、クドウさんの後続が芳しくなくヴェンディリオンで殴って勝ち。



R2 オムニテル(ショウノさん) ○-○

こないだのリベンジマッチ。

G1 後手、お互い1マリ。ピアス、Will、ブレストでキープ。キャントリでハンド整えられていくのを尻目に、石鍛冶で早めに仕掛けたいなーとカウンター引き込み狙いでブレストしたら≪狼狽の嵐≫が二枚こんにちわしたのでゆったりでもいいか、と土地をしっかり伸ばしてから石鍛冶。ショーテル⇒直感⇒ショーテルの仕掛けを二回かわして青赤剣+≪稲妻≫で勝ち。


G2 後手、ショウノさんは序盤から≪全てを護るもの、母聖樹≫置いてから≪パズルの欠片≫でパーツ掘りに行くも1ヒットしかしないうえ土地引きが続くようでイマイチ。こっちはこっちでカウンターが腐ったのでほかの対策引きに行き、≪磨耗+損耗≫を掘り当てる。石鍛冶で仕掛けた返しにショーテルが降ってくるが前回の反省を活かし

①ショーテル解決、あちらは≪全知≫こちらは瞬唱
②瞬唱のCIP誘発、優先権保持して≪全知≫へ≪損耗≫


の流れで対処。前回同様≪狡猾な願い≫をもってらっしゃたのでここから≪狼狽の嵐≫サーチでディッチャこそ打ち消されるがショウノさんのハンドはこれで≪思案≫だけに。キャントリ連鎖からエムラ探されるも、滅殺6も15点パンチも受けきれる盤面だったので返しの青赤剣パンチで勝ち。


ショウノさんが負けた後何故か取り乱していたのが印象的でした。



R3 ダークデプス ×-×


うええ、対策してないです。
福岡の方らしいです。

G1 後手。ナチュラルにデプス舞台揃い負け。

G2 先手。Willこそあるものの青いカード一向に引けず≪森を護るもの≫の前にソープロ二枚握り締めたままデプスに食われ負け。


R4 グリクシスデルバー ○-×-×

認識としてはメイン微有利、サイド後トントン。

G1 お相手ダブマリ、こちら1マリ。石鍛冶バターの流れ、≪稲妻≫だけWillしてそのままバター無双。

G2 先手デルバー、トップwill公開から変身に対してソープロ当てるもデイズされて3回デルバーに殴られるスタート。ヴェンディリオンに≪稲妻≫使ってもらって、ハンド確認してから瞬唱ソープロでようやく虫を処理するも後詰めに控えるのはネメシスとアンコウ。こちらも十手ネメシスでどうにかこうにか押し返し、ボルトケア前提の窮屈なコンバットが続く中二体目のアンコウ追加でゲロ。しっかり二枚目のボルトも握られててフルパン⇒十手誘発スタックで本体でGG。

G3 デュアラン2枚で不穏ながらも除去も石鍛冶もあるのでキープ。先手石鍛冶はWill、案の定不毛出されてややマナスクに陥り冷えるも、ヤンパイ・デルバーを≪水流破≫≪紅蓮破≫でかわしどうにかこうにかマナを伸ばす。素引きしたバターでしかけたいのでヴェンディリオンでボルトを消費してもらいつつ前方確認、ネメシス・Will・≪悪魔の布告≫・≪削剥≫というなかなかのつよハンド。
削剥をボトムに送り、ネメシス切りのwill期待でスペルを小出しするも反応なしで普通にネメシスだされる。返しのブレストを見てwillは戻されただろうと判断、バター+青赤剣でしかける。
≪悪魔の布告≫を一度使ってもらい、バターをハンドに回収して再展開から反撃!というところでボトム送りにしたはずの≪削剥≫撃たれ盤面崩壊。
ネメシスこそトップした≪議会の採決≫で対処するも、返しのトップからデルバー⇒≪紅蓮破≫、ヤンパイ⇒≪稲妻≫とターンを重ねるごとにクロックを固め引かれて対処に追われるハメに。
最後にトップされた二枚目のネメシスがどうにもならず負け。うーん。


R5 デッドガイ(むっしゅさん) ○-○



むっしゅ氏「やっとフェアデッキに当たれた・・・!」


G1 後手。≪闇の腹心≫スタートをソープロで咎める立ち上がりから石鍛冶でバターをサーチしてGO、返しに≪思考囲い≫で装備品で落としにくるも実は≪梅澤の十手≫ももっているズル。悩んだ末に2枚の装備品ではなくWillを落とされ、装備品には≪暗殺者の戦利品≫で対処しにくる。ところが囲いの返しに二枚目のWillをトップしているズルをかましてこれを弾き、返しの≪ゼンディカーの同盟者、ギデオン≫にもズルトップした≪議会の採決≫で対処。結局≪名誉回復≫の連打で装備品は割られるも、ヴェンディリオンが止まらず勝ち。

G2 後手。お相手1マリから。≪トーラックへの賛歌≫スタートされてうげえとなるも握っていた≪基本に帰れ≫は落ちずに一安心。返しもすぐには置かず、例によってヴェンディリオンで前方確認。≪思考囲い≫をボトムに送り、残るタルモ・軟泥の二枚をどう処理するか考えていたらなんと代替ドローで二枚目の≪思考囲い≫引かれてプランがぱあ。困ったなーと唸ってたら返しでバターを引き込みおやおや。ヴェンディに装備して飛行7点クロックで勝ち。
ちょっとトップ都合よすぎた。



3-2でスイスは6位抜け。


【SE】

SE1 エンチャントレス(ヤブグチさん) ×-×

それは聞いてないです。

G1 後手。will連打でエンチャントレスを弾くも、4枚引かれてて負け。

G2 先手。石鍛冶と思案×2キープ。思案でサイドボード探しながらのプランとるも、見つからず≪セラの聖域≫からヘルムピース一気にそろえられ負け。



【結果】

SE1没。

なーんかこう、芳しくないですね。
勝てそうな試合おとしたり、負けるにしてもコロっと負けすぎで。
ジェスカイ石鍛冶は好きなんですが、このデッキで安定して勝つの厳しいのかなあとか思ったり。

取り乱していたショウノさんは無事決勝までコマを進めるも決勝没で再度取り乱していました。僕は基本「1回の優勝より2回のTOP8」を大事にしているつもりですが、あの優勝にこだわる精神は見習っていきたいですね。どっちかというとその取り乱しっぷりを見てニヤニヤしていたじゅんさんのほうがよほど面白かったのですが。

参加者の皆様、主催のランテスさんはありがとうございました&お疲れ様でした!ではまた次回。
久々のOCC。
今期はモダン中心に遊んでたのでスタンダードがややおざなりになってました。
真面目にやるのであれば、エスパーコントロールを使うのが丸かろうなあと思っていたのですが、競技スタンやるでもないのに回してて楽しくないデッキを使うのは精神衛生上よろしくないと早々に没案に。

結局今までどおりのジェスカイコントロールを回していたのですがメタの流れに置いてけぼりくらうこと早数ヶ月であんまり勝てなさそうだなあ、とぼんやりしてたら大会1週間前と刻限が迫っており今更あたふた。
そんな中よせばいいのに変なデッキを思いついてしまい、ノリで足りないカードを注文。一応、いつも脳内では四六時中変なデッキの構想はしているのですがいつもきっちり75枚考えつく前に「う~ん、弱www」で切り捨てることが多いので、今回はよりによって完成を見てしまった形。

大会前日にカードが届き、無事クソデッキ爆誕。
一応レシピだけ掲載すると、こんなんになりました。

『ティムールドレイク』

【土地 21】
繁殖池4
蒸気孔3
踏み鳴らされる地1
内陸の湾口4
硫黄の滝4
根縛りの岩山2
島3

【クリーチャー12】
プテラマンダー4
奇怪なドレイク4
弾けるドレイク4

【スペル27】
選択4
潜水3
呪文貫き3
ショック3
溶岩コイル3
成長のらせん4
航路の作成3
標の稲妻1
孵化+不和3


【サイドボード15】
燃え殻蔦2
パルン、ニヴ=ミゼット2
軽蔑的な一撃3
争闘+壮大2
シヴの火2
幻惑の旋律2
貪る死肉漁り2


軽く解説しますが見たまんまイゼットドレイクにタッチ緑しただけのデッキです。

いや本当はこれにガルタを突っ込んで≪最大速度≫で走らせようとかもっと頭の悪いこと考えてたんだけど


テンプレのレシピから≪発見+発散≫が全部抜けて、除去枠の≪ショック≫≪溶岩コイル≫を1枚ずつと≪航路の作成≫1枚の計7枚を削り、代わりに≪成長のらせん≫と≪孵化+不和≫が入りました。≪発見≫と違って≪成長のらせん≫は色拘束厳しいのでタッチカラーながら緑マナは多めの採用。


基本戦略はイゼットドレイクと変わりません。キャントリ連打してドレイク育てて殴るだけです。緑タッチしてまで投入したスペル群については以下の通り。

・≪成長のらせん≫があると早いターンから≪呪文貫き≫+≪潜水≫を構えながらのクロック展開が実現させやすいかなーとかいう浅はかな考え。3T目に≪弾けるドレイク≫だせるとちょっとお得な気分になれるぞ!。
・肉ひけなくてイライラすることがあったので≪孵化≫でこれを緩和しようというこれも浅はかな考え。なおクリーチャーの枚数は12枚のままなのでヒット期待値は1枚です。スカったら泣く。
・≪不和≫は1マナキャントリの枠と除去の枠を両立している、という浅はかな建前。撃つことはあんまりないです。一応3/3バニラに造りかえるので、ドレイクらでブロックがききます。最低限。

後はサイドがちょっと強くなりました。以上。


ということで参加者は18名(だっけ?)でスイス5回戦+SE3回戦。どしゃぶりの雨もあってかいつもよりちょっと少な目の人数に。
ともあれ張り切っていってみよう。


【戦績】

R1 ラクドスアグロ(わふさん) ×-×

いつもの。

G1 土地2キープからキャントリ3発撃つも3枚目の土地見えず。

G2 クロック控えめな立ち上がりから一度は≪溶岩コイル≫をピアスで弾くも2枚目に抗えず。回答引きにいくも≪殴打≫でハンド削られて南無。



R2 アゾリウスアグロ(アナンさん) ○-×-×

よりによってトークンですか。
≪焦熱の連続砲撃≫?ねえよそんなもん・・・

G1 ショックで小粒を焼いて、≪ベナリア史≫をピアスで弾き、ドレイクへの≪議事会の裁き≫を潜水でかわして勝ち。なんか綺麗にまわったな。

G2 1マナ域連打から≪ベナリア軍司令≫のブンブンで負け。

G3 1マナ域連打をドレイクで止めにかかるも、≪敬慕されるロクソドン≫で乗り越えようとしてくるので≪溶岩コイル≫を刺しにいったら≪否認≫されて返しに≪ベナリア軍司令≫で押し込まれ負け。



R3 赤黒ミッドレンジ ○-×-○


こないだのMF優勝してたコントロールチックな赤黒。

G1 ≪プテラマンダー≫連打からオセオセ。除去で減速かけられるも肉の物量で押し切りもえ。

G2 クロックを片っ端から除去されて負け。

G3 お相手がマナスクして勝ち。



R4 セレスズニアトークン(塾長先生) ×-×

2敗ラインにいらっしゃるとは珍しい。
曰く「メタを読み違えた」とのことで。俺も俺も。

G1 ≪クロールの銛撃ち≫が強すぎて負け。メインからメタられとるやんけえ!

G2 ≪クロールの銛撃ち≫が強(ry


R5 門コントロール ×-×

ラスゴとデカブツ。きつい要素しかない。

G1 ≪燃え立つ門≫にピアスが効かなくて負け。

G2 ≪燃え立つ門≫にピアスが(ry


【結果】
1-4

クソザコナメクジ。
思いつきのアイデアをそのまま持ち込んだだけなので、まあ残当。
次回はちゃんと真面目に調整したデッキを持ち込みます()


オマケ:OCC個人成績まとめ

・成績一覧
第1回「破滅の刻」:TOP8 
第2回「イクサラン」:予選落ち 
第3回「イクサランの相克」:TOP4 
第4回「ドミナリア」:準優勝 
第5回「基本セット2019」:予選落ち 
第6回「ラヴニカのギルド」:準優勝
第7回「ラヴニカの献身」:予選落ち

TOP8入賞回数は4回。優勝はなしで準優勝2回。

・OCC通算成績
総合:全44ラウンド26勝18敗
スタンダード:全26ラウンド17勝9敗
ドラフト:全18ラウンド9勝9敗


OCC全体での勝率が大体6割くらいなので、TOP8率もそれに準じる形。
今は予選方式変わってるのでデータとしての信憑性はあれですがドラフト勝てないと勝率上がらないのが露骨に数字にでますね。

せめて現状維持で6割程度の勝率保っていきたいところ。
ではまた次回。

MF横浜へのエントリーを済ませ、モダンへの挑戦を始めてからそろそろ二週間になります。

調整中なのは手持ちのデッキである5C人間から派生するのが楽だった、という単純な理由で組んでみた「バントスピリット」。使用感覚も似てるかな程度であんまり深く考えずに使い始めましたが、思いのほか好感触なので現状では本戦でもこれを使おうかなと検討中。

とはいえ記録に残せる試合だけで約40マッチほどこなした程度で、まだまだデータ不足が否めない現状。いかんせんモダン文化が地元に根付いていないこともあり、同デッキの使用者に意見を請うことも難しく調整の方向性を定めることすら困難。ここんとこの武者修行(笑)の中で得たものをフィードバックして仕上げていってはいるのですが、客観性に欠けるぶん自信がないです。
「有利・不利」や「サイドボードプラン」についても非常にざっくりとした形でしか把握しておらずこの辺も不安要素。

そんなわけで今回も(?)有識者の意見を募る目的で調整中のレシピをさらしていきます。なにとぞよろしくお願いします。

『バントスピリット』

【土地21】
植物の聖域3
地平線の梢2
溢れかえる岸辺3
霧深い雨林2
吹きさらしの荒野3
魂の洞窟1
寺院の庭1
繁殖池1
神聖なる泉1
ムーアランドの憑依地1
島1
平地1
森1

【クリーチャー29】
貴族の教主4
霊廟の放浪者 4
無私の霊魂3
至高の幻影4
幻影の像3
呪文捕らえ4
ドラゴスコルの隊長4
極楽鳥1
拘留代理人2


【スペル 10】
霊気の薬瓶3
流刑への道3
集合した中隊4

【サイドボード15】
安らかなる眠り2
石のような静寂2
秋の騎士2
統一された意思2
徴税人2
聖トラフトの霊1
崇拝1
オーリオックのチャンピオン1
カドック・ティーグ1
悔恨する僧侶1



まあデッキの解説については多くの記事があるでしょうから必要ないと思います。≪極楽鳥≫採用して1マナ域12枚というのはちょっと古い型になるのかな?


おおざっぱな印象で言えば最初は「ちょっと丸くなって打点下がった人間デッキ」くらいにしか考えてなかったんですが、どっちかというと「流刑とカンパニー使えるマーフォーク」の方が近い気がしてきました。ETBクリーチャーでなくロードが打点の主体なせいですかね。人間と違ってETBよりもシステムクリーチャーが多く、打点が低くても飛行でクロックが刻みやすいので全体的にマイルドというか。そしてただただ≪集合した中隊≫が強い。ほんとこれにつきますね。


以下、採用/不採用カードについて個別に列挙。

・メインボードについて

①≪拘留代理人≫の採用

元々≪反射魔道士≫が収まっていたスロットですが、僕はこのデッキを回す当初より採用しています。新カードを試したいというのもありましたが、スポイラー当初から可能性を感じていたカードです。実際今では多くのバントスピリットのレシピで採用されていることが確認できますし、今後ますます定着すると思います。流石に生きてる≪拘留の宝球≫は伊達ではなく、万能です。特にドレッジやヴァイン等の≪信仰なきものあさり≫を使用する墓地利用デッキに対して有効な場面が多々あります。

≪反射魔道士≫とは有効な仮想的が異なるので単純比較するのは難しいですが、概ね≪拘留代理人≫の方が有用だと感じています。
元々人間と違って色マナに部族縛りはありませんし、5C人間を回していた頃から「インスタントタイミングの≪反射魔道士≫」にあまりバリューを感じていなかったこともありました。反射と違って、相手の除去から守ってやる必要性があるのは難点かもしれませんが≪無私の霊魂≫を筆頭にその手段に乏しいわけでもないので採用をためらうほどのデメリットではないように思います。



②≪鎖鳴らし≫のカット

大体ピンで採用されがちなカードですが、単体のバリューが明らかに低いのでサイドアウトしがちで、採用意図がよくわからず調整の過程で抜けていってしまいました。≪拘留代理人≫との兼ね合わせもあり≪無私の霊魂≫の増量用に枠を譲ってます。クロックを守る役割だけでいえば≪無私の霊魂≫の方が融通が効くイメージ。
瞬速+呪禁の奇襲性はどちらかというと相手の視点から見ての恐さのカードだと思ってまして、今のところ≪鎖鳴らし≫がいればなあというシーンにでくわしたことはないです。それもカンパニーorバイアル+≪ドラグスコルの隊長≫で補完できる範囲かなと。そもそも実感できるほど使い込む前に≪鎖鳴らし≫抜いてしまっているのでなんとも言えないといえばアレですが、「どうしても1枚は入れておかなくてはならないカード」には感じませんでした。

ただ、ミラーマッチにおいて起こりがちな≪霊廟の放浪者≫のサイズをめぐるやりとりで後出しじゃんけん式に優位に立てるカードなのでそこに関しては優秀だなという認識はもっています。(1敗)



③≪地平線の梢≫の枚数調整

一般的に3枚程度採用されますが、この土地から受けるダメージが敗因の一つになったことが多数。1枚ならともかく、2枚重ね引くと許容できないダメージ量になりがちでした。
もとより、カンパニーキャストの為に土地を伸ばしていく必要があるデッキなのでマナフラッドよりもマナスクリューの方に耐性がないデッキだと感じていて、更に≪ムーアランドの憑依地≫まで採用した上でこのダメージ量のリスクを負ってまでマナフラッドの緩和を求めるのはやや過剰に感じました。マナスクリューへの懸念からわざわざ≪極楽鳥≫まで採用しているわけですし。

上記のように人間よりも明らかにドロー目的で使用する頻度が低いので、1枚削ってフェッチランドに枠を譲っています。トロンや青白コンなどライフを攻めてこないマッチアップが頻発するならまた増やしたいとは思いますが。


・サイドボードについて

①≪スレイベンの守護者、サリア≫⇒≪徴税人≫に変更

対バーン・チェインコンボ・コントロールを中心に、ついでにトロンにも入れるといった具合でサイドインされるサリアをカット。
サイドインした試合のほぼ全てにおいてこちらの≪集合した中隊≫や≪統一された意思≫との噛み合わせで足を引っ張る要因になったシーンが目立ったのが気に食わなかったので。人間のようにパンプの種になるわけでもないのでキルターンも早くなりにくく、有体にいえばターゲットがぼんやりしているサイドカードに感じました。
やっぱサリアぐらい多少無茶なサイドしないと勝てないほどの相性差があるってことなんですかね。

サリアの枠は≪徴税人≫に挿げ替えています。
本来のターゲットであるバーン・チェインコンボへの枠にはなっていないので代替はできていませんが、代わりに対コントロールやミラーでより明確で効果的なカードだと思います。
バーン・チェインコンボ・トロンがきついならきついで、それぞれに対してよりクリティカルなサイドカードへ枠を割くほうが無難なのかなと。
まあ枠はほとんどないわけですが。


②≪聖トラフトの霊≫について

非クリーチャーデッキに対するイージーウィン要員という認識。
大抵はメインにも1枚挿しされますが、

・単純にメタ読みの観点から。メタ上位のデッキはクリーチャーデッキのほうが多く感じたので。
・メインデッキの3マナ域が重量オーバー気味かつ、3マナ域では唯一≪幻影の像≫とのシナジーが薄い(天使トークンをコピーする程度)

等の理由からサイド1枚に留めました。例によって青白コン・トロン・バーン相手などにサイドインするわけですが、これは元々メインボードのカードがメタによってサイドを行き来しているだけなのであまり特筆するほどのカードではないかも。




個人的に気になってるのはこれくらいでしょうか。
MF横浜まで単純に調整期間が短いので、適切なシェイプアップができるかどうかが非常に不安です。ご意見お待ちしてます。

MFロンドンにて新しいマリガンルールの試験運用が始まります。色々情報が飛び交ってますが、順を追って説明すると。

①マリガンチェック時、マリガンすることを選択したプレイヤーは手札を全てライブラリに戻しシャッフル。その後それが何回目のマリガンであるかに関わらず、7枚でマリガンチェックを行う。
②キープした場合、それまでに行ったマリガンの回数に等しい枚数のカードをキープした手札からライブラリボトムに置く。


という手順です。
念のため実際に数字を入れてみたほうがわかりやすいですかね?

1.ゲーム開始時、プレイヤーAがマリガンを選択。
2.カードを改めて7枚引き、2回目のマリガンチェック。
3.プレイヤーAがキープを宣言。
4.プレイヤーAはマリガンを1回行ったので、手札を1枚選択してライブラリの一番下へ置く。
5.ゲーム開始。


こういう感じになります。
今まではマリガンする度にカードがオープニングハンドが減っていくので、基本的にマリガンすればするほど選択肢が狭くなっていました。これを占術である程度緩和しようとしていたのが今までのマリガンルール。

今回のルールでは何回マリガンしようと7枚で初手を確認することができ、その後ゲームができるようにハンドを減らしていく作業になるわけですね。

オープニングハンドから不要牌を削ぎ落としていく形のマリガンとなるので、単純に土地事故が極端に減る・・・というか主にそれを目的としたマリガンルールでしょう。マリガンしてもある程度強いハンドを握れるようになると思いますから、デッキによってはマリガンしたほうがいいかもなんてこともあったり。



以下から個人的な意見を述べますが、先に言っておくとあまりいい印象はもっていません。

①積極的なマリガンが肯定される

力戦・大長サイクルや≪宝石の洞窟≫・≪血清の粉末≫などが初手あるときに効果を発揮するカードなどがわかりやすい例です。何度マリガンしようと初手にくる期待値が変わらないので、特定のデッキに有効なカードを探して積極的なマリガンがしやすくなります。
具体例に挙げたカードに限らず、軽くて効果的なサイドボードやコンボパーツを探してのマリガンについても同様。
積極的なマリガンが肯定されるので、事故が起こりにくくなり多少のリスクを省みず特定のカードを探しにいく行為、所謂「ブン回り」を目指す傾向を助長します。要求カード枚数が多いコンボなどはともかく、2枚コンボ・3枚コンボへの影響は大きいと感じます。
「対策する側も対策カードを探す上で積極的なマリガンを行うので条件は同じである」と考えることはできるかもしれませんが、結局のところそれぞれが相対した時に対策する側のデッキが「ブン回りを止めるカードを引くこと」は対策される側にとっての最悪の行動、つまり「ブン回り」に他ならないため傾向としては似たようなものだと思います。


②マリガンチェックの所要時間が長くなりやすい

積極的なマリガンが肯定されるので、お互いのシャッフルにかける時間が長くなりやすくなるでしょう。また、個人差はあるでしょうが「オープニングハンドからボトムに送るカードを選ぶ」という作業に時間がかかるシチュエーションないしプレイヤーがでてくることも明白だと思います。
単純にゲーム時間が延びやすくなるので、大会運営上やさしくありませんし特定のデッキに不利がでてくる可能性にもなります。



以上の要素から、私はあまり構築フォーマットにおいてこの方式のマリガンは採用すべきないと考えています。
コンボデッキの優位であるとかそういう話ではなく、「70点ハンドをキープするより多少無茶して100点目指せ」というマリガンが肯定され、デッキの発揮するパフォーマンスの平均値が上がりやすくなる状況をあまり健全には感じません。

ただ、リミテッドにおいてこのルールを採用するのには大賛成です。
構築よりもカードパワーで劣るので「ブン回り」よりも「事故が起こらない」ことを目指す安定志向になりがちですし、その意味でこの安全なマリガンは受け入れやすいです。初心者をリミテッド環境に案内する際にも事故が起こりにくくなるのでいいかもしれません。


ともあれ、ロンドンではモダン/ドラフトで試験運用予定。
「ブン回り」環境の最前線のようなモダンと、リミテッドの双方での結果を待ちたいところです。
今回からカワシマさん主催となった大分レガシーに参加。
前日、というか当日の午前3時に帰宅してからのムーブだったのでややねむ。

「ゴブリンをまわしたくてウズウズしていたのさ!」とわざわざ連絡をくれたガヴィンも引きつれていった他、中津レガシー主催のランテスさんやカワシマさんの兄、本家ロノム氏に加えもふさんも参戦するというオールスターでの大会となった。

参加者は総勢22名と大盛況。デッキは結局元の鞘に収まったジェスカイ石鍛冶を使用、デルバーとかいろいろ試してはいたんすけどね。
とりあえずスイス5回戦+SE3回戦、張り切っていってみよう。


【戦績】


R1 バーン(カズさん) ×-○-○

「モダンは君に合ってるね」といわれたけど、どういう意味だったのだろうか・・・。

G1 ≪僧院の速槍≫×2から≪稲妻≫連打される苦しい展開。なんとかネメシスで押し返し、石鍛冶⇒十手で反撃というところで≪火炎破≫をトップデッキされ負け。

G2 石鍛冶への除去を≪狼狽の嵐≫で弾き、回答を探すためであろう≪危険因子≫をボディと≪水流破≫でやり過ごしてバター無双。

G3 ≪僧院の速槍≫から≪舞台照らし≫撃たれて冷えるも、めくれたのは≪山≫2枚。そのままカズさんの引きが芳しくないままバター無双で勝ち。



R2 実験親和(コーノさん) ○-○

アンケートでデッキをチョイスしたことをひたすら後悔していたコーノさん。
あれはただの自爆でしょう、所謂「押すなよ」的なあれ。

G1 ≪頭蓋囲い≫をスネア、≪電結の荒廃者≫をWillと強いとこだけ弾いて石鍛冶バターで勝ち。

G2 コーノさんがマナスクして勝ち。



R3 オムニテル(ショウノさん) ×-×


今回は≪呪文貫き≫の枠をフェアデッキ意識で≪呪文嵌め≫にしていたのもあって、SnT系はちょっとまずい。

G1 カウンター持ってなくてGG

G2 カウンター持ってなくてGG


R4 黒単リアニ(クドウさん) ×-○-×

今回は黒単でしたか、マナ基盤弱いからPOXは困りもの。
赤黒のほうが対策はしやすいけど黒単はブンが赤黒ほど強くなくて、リアニって結局どっちのがいいんでしょうねと毎回思うわけだが。


G1 ≪トーラックへの賛歌≫⇒≪小悪疫≫とハンド土地攻めでグダらされ、≪墓所のタイタン≫釣り上げ。ソープロこそするものの、置き土産のゾンビだけで負け。

G2 クドウさん側からの干渉がほとんどなくて勝ち。

G3 先手2T目に≪墓所のタイタン≫釣られて負け。



R5 エルドラージストンピィ(ランテスさん) ○-○

さっき「時代はZOOですよ!」とかいってませんでしたっけ?

僕「ダイス振ります・・・6です」
ランテスさん「11です!先行もらいます!!!」
僕「いや9です。まあ先行はどうぞ」


G1 ≪エルドラージの寺院≫⇒≪果てしなきもの≫X=2でスタート。チャリスによる妨害がないのをいいことに石鍛冶バターで地上を固める。盤面止めてからヴェンディリオンとネメシスで攻めるが、≪ウギンの目≫起動から≪絶え間ない飢餓、ウラモグ≫サーチであわあわ。ソープロを撃って引き伸ばし、最後は引き込んだ≪火と氷の剣≫でバックアップして勝ち。実はソープロ撃たずにウラモグのワンパンもらっても勝ってたというミスプが。


G2 ≪基本に帰れ≫×2キープ。ランテスさんは1マリから2T目の≪虚空の杯≫スタート、一応BtB切りのWillで応じて対処するも2枚目貼られてぐぬぬ。
とりあえずBtBで盤面固定してgdgd。≪議会の採決≫でチャリスを割り、マナを貯めて走ってきた≪現実を砕くもの≫にはソープロ、最後は石鍛冶を引き当ててバター無双。



予選は3-2ながらオポトップのため7位抜けでSEへ。


【SE】

SE1 グリクシスデルバー(ヒラノさん) ○-×-○

長時間運転で一番お疲れのはずのヒラノさん。
さすがに目が据わっていた。

G1 後手。≪秘密を掘り下げる者≫スタートも、≪稲妻≫で焼いて以降クロックが途切れる。石鍛冶への除去も飛んでこず勝ち。

G2 後手。初動デルバーには対処するも、≪苦花≫⇒≪最後の望み、リリアナ≫と強い置物両面打ちで負け。

G3 先手。初手≪思案≫、2T目デルバー⇒3T目デルバーと出すも変身せずややクロック遅い展開から除去+瞬唱で両方対処。≪最後の望み、リリアナ≫に冷えるも≪稲妻≫と追加の瞬唱FBで対応しことなきを得る。ヒラノさんが追加のクロックを探している間にライフを詰めて勝ち。


SE2 黒単リアニ(クドウさん) ○-○

今度こそ。

G1 後手。初動≪思考囲い≫からこっちのネメシスを落とされ、それを釣り上げて殴られる展開に。ただ、≪火と氷の剣≫を装備した石鍛冶のクロックのほうが早かった。


G2 後手。≪トーラックへの賛歌≫二連打の立ち上がりを≪呪文嵌め≫でかわし、リアニメイトを≪外科的摘出≫で妨害、≪暗黒の儀式≫経由の≪ファイレクシアの抹消者≫にソープロのやりとりまででお互いリソースを使い果たす。
トップ勝負になったのち、こちらはブレストで装備品を探し当てトップに仕込んでおいて相手のトップからの≪思考囲い≫連打をかわしつつ≪殴打頭蓋≫⇒≪火と氷の剣≫と連打。そのまま盤面を掌握して勝ち。


SE3 オムニテル(ショウノさん) ×-○-×

のらりくらり決勝。

G1 今回は一応カウンター握れていたので一度目の仕掛けはやりすごしたものの、≪直感≫から二連打されて死亡。

G2 ショウノさんがマナスクして勝ち。≪エーテル宣誓会の法学者≫が刺さっていたことに負ける瞬間まで気づかなかったらしい。

G3 ショウノさんがマナスク気味スタート。こっちはまあまあハンドが強く、連打されるカウンターの嵐を物量で跳ね返す。≪ヴェンディリオン三人衆≫でハンドを咎めて追い詰めるものの、ラストターンで母聖樹経由のショーテルにたどり着かれこっちも回答引けずに負け。

試合終了後横で見ていたアリさんから指摘のあった、ラストの優先権関連やりとりの話を少しだけ。


①≪実物提示教育≫(母聖樹経由)に対し、こちらのハンドは≪石鍛冶の神秘家≫≪瞬唱の魔道士≫≪狼狽の嵐≫≪意志の力≫。こちらの使用可能なマナは3マナ。
②≪実物提示教育≫を解決。あちらは≪全知≫、こちらは≪石鍛冶の神秘家≫を出す。
③≪石鍛冶の神秘家≫のCIP誘発スタックで優先権手放さず≪瞬唱の魔道士≫をプレイ。墓地の≪紅蓮破≫にFBを付与し、≪全知≫を対象にキャスト。


この手順でプレイすればエムラクールを唱えるタイミングを渡すことなく≪全知≫割れて勝ちじゃん!という指摘。以前土地単の動画で≪不屈の追跡者≫絡めた似たようなシチュエーションを見たことがあり、「なるほど!」と納得。
実際には瞬唱で≪渦まく知識≫をFBし、≪エーテル宣誓会の法学者≫を探しに行くもみつからず負けたので結構悔しかった・・・と思ってたのですが。

後でよくよく考えたら、このあとのショウノさんの行動は≪狡猾な願い≫×2だったので上の手順でプレイしてもサイドから瞬唱をカウンターできる≪紅蓮破≫かこちらの≪紅蓮破≫を弾ける≪誤った指図≫etcを引っ張ってこれるので実はいずれにせよ負けていたことに気づきました。無念。
ただ、上記のプレイングの余地に気づいてなかったのは明確な反正点。まさかこういうシチュに実際に出くわすとはおもってなかったなあ。

あとは同じく試合後カワシマさんからも指摘のあった同一ターン内の≪思案≫⇒並べ替えてドロー⇒≪思案≫の流れの場合、トップ2枚が不要牌の可能性が高いのでカウンターを撃ったほうがよいという指摘についても感銘。
ヴェンディリオンでハンドを確認した後だったので、≪渦まく知識≫はカウンターしようかという考慮はしていたのだけれど。
基本的に僕は自分の中での選択肢にない行動への見切りが早過ぎる節がありますね。学びを得ました。

この体たらくではレガシーもまだまだ初心者っすね。


【結果】

準優勝


学びでした。次に活かす。
≪リシャーダの港≫を二枚ゲットして終了、一枚はほしがっていたガヴィンにプレゼントしました。


九レガ(春)にはまた出たいと思っているので、レガシーもぼちぼち鍛えなおしていきましょう。BMOとかもあればワンチャン?

ではまた次回。

いってきました、名前がMF(マジックフェスト)と悪意のあるようなかぶせ方をされた紙の祭典。

今回の遠征メンバーは前回のマジフェス福岡にてフリー対戦会でのアド稼ぎっぷりに気をよくしたらしいアリさんとじゅんさん、実は見かけ以上にマジックジャンキーなヒラノさん、マジックし続ける回遊魚な俺の四人。
本当はもう一人のマジックジャンキーこと、たくみ君がイケメン枠で参加する予定だったのだが仕事につき断念。貴重な癒し&いじられ要員がいなくなり主にヒラノさんが残念そうでした、まあ確かにこのメンバーだとヒラノさんの心労が心配ではあったけど。僕は勿論心労かける側です()


会場までの距離が距離なので、今回は前日夜に出発。
俺の仕事が終わり次第、6:30頃職場近くのモールで集合して頂く。自分に合わせてもらって申し訳ない。運転はヒラノさん、片道5時間超の道のりをまかせきりにして本当に申し訳ない。

往復分の大量のお菓子を買い込み、いざ広島。
予想通り車内では終始俺とアリさんのテンションが高すぎてトークがMTG関係ない話題から終始ノンストップ。適当に相槌を打って会話に参加してるようなしてないようなじゅんさんと、時々悲痛なツッコミをあげるヒラノさんが主な被害者。マジで申し訳ない。

ちなみに関門海峡渡って日付が変わる前にアリさんはスヤァして静かになりました。ヒラノさんは周囲を走る車がトラックだらけで若干イライラ気味でした。

そんなこんなで12:30くらいに宿泊先のカプセルホテルに到着。
詳細は省きますが主に風呂がちょっと開放的すぎるホテルで、カプセルホテル利用が初のアリさん含めみんなやや困惑気味でしたが、風呂入ってレストランで晩酌して最終的にはご満悦。
適当にデッキを調整したのち、AM3:00頃就寝。

FESモダンに参加する予定の俺は4時間後の7:00過ぎに起床。
睡眠時間?マジックすりゃ覚めるしまあ関係ないでしょ。
朝風呂に浸かり洗面台にいくと背後からのっそりとヒラノ大将が登場してくりびつ。
聞けばベッドの配置に恵まれなかったらしく、周囲がうるさくてあまり寝付けずに結局6:00頃やむなく起きだしたとのこと。ひでえ話だ。


スイスドローの大会には出ないアリさん、じゅんさんは早く起きる必要がなかったので二人はホテルに残し、同じくFESレガシーに参加するヒラノさんと俺だけ一足先に会場へ。あ、ホテルは会場からそこまでがっつりと離れているわけでもないので大丈夫です(徒歩10~15分程度)。この後じゅんさんがアリさんを置き去りにしてホテル飛び出していったのは流石に予想外でしたが。


そんなこんなでドタバタしたものの、FESモダン杯は上限MAX32名で開催。
使用デッキはマナベースとサイドに少し手を加えたバントスピリット。
スイス5回戦+SE3回戦、張り切っていってみよう。

【戦績】

R1 エルドラージ ○-○


ブン回り重視のいわゆる無色単エルドラージ。
普段はMO中心で紙のデッキがこれしかなかったとのこと。

G1 先手。ゲーム開始前に≪永遠の災い魔≫を追放しつつ≪宝石の洞窟≫を出されて「!???」となるも、ゲーム自体はマナクリスタートしてカンパニーからロードわらわらめくってエルドラージのサイズ上回って勝ち。

G2 後手。≪血清の粉末≫からのマリガンを生で初めて拝見する。ここでも≪永遠の災い魔≫が追放されてお得だなあ、とは思うもののやはり≪現実を砕くもの≫すら上回るこっちの飛行クロックで押しつぶして勝ち。



R2 ドレッジ ○-○

宮崎PWCではミサカさんにやられてるのでちょっと苦手意識が。

G1 お相手1マリから≪叫び角笛≫スタート、落ちかたがイマイチ芳しくなくこっちの盤面が出来上がりつつある中でようやく≪秘蔵の縫合体≫らが登場。空中を止めるべくキャストされる≪臭い草のインプ≫も≪呪文捕らえ≫して、チャンプ要員の≪ナルコメーバ≫もどかして勝ち。

G2 お相手ダブマリ。こちらは≪悔恨する僧侶≫でキープ。流石に初期ハンド短いドレッジは落ち方の都合が相当よくないと厳しそうだった。こっちもややクロック細かったもの、流石に勝ち。


R3 白黒トークン ○-○

相性どうなんすかね、これ。
飛行トークンにチャンプされ続けるのはきついのだろうか、一応≪拘留代理人≫というキラーカードは搭載してあるわけだが。

G1 先手。マナクリスタートから、返し≪コジレックの審問≫で≪ドラゴスコルの隊長≫落とされる1T目。2T目の審問二枚目には≪呪文捕らえ≫して、3T目は見せてるカンパニー構えてGO、お相手の3T目は間違えて紛争達成してない≪致命的な一押し≫を呪文捕らえに撃ってしまいその場で投了。まあ一応、相手の盤面更地だったのでスタックカンパニーである程度めくりがよければそのまま押し込めそうだったからミス抜きでも勝ててはいそう。

G2 後手。こちらはマナクリスタート、お相手は先手2T目≪苦花≫から。≪聖トラフトの霊≫を出してはみるものの、イマイチクロック刻めず≪未練ある魂≫
と≪イニストラードの君主、ソリン≫に盤面固められてうなっていたところにカンパニーをトップデッキ、お相手が殴りだしたのに合わせて撃ったら≪拘留代理人≫めくれてラッキー。アタックはオールスルーして、ブロックにまわる予定だったフェアリートークンを一掃、返しはトラフトとロードで本体へハードパンチ。一気にダメージレースしゃくってお相手苦花死。


R4 ID



R5 緑単トロン ×-○-○

お互い抜け確定だったのでガチることに。
ゆっくりしたかったので僕はID希望だったのですが。

G1 後手。1マリから。バイアルにロードたっぷりと≪呪文捕らえ≫でキープ。ゴリゴリに押すのは押すものの4T目トロン成立から≪精霊龍、ウギン≫でGG。まあしゃーなし

G2 先手。お相手1マリ。マナクリからカンパニー、≪カドック・ディーグ≫めくって動きを制限してのごり押し。お相手もトロンの揃い方が鈍くて勝ち。

G3 後手。あちらは初動≪彩色の星≫、こっちはマナクリスタートから。2T目は≪古きものの活性≫から≪精霊龍、ウギン≫サーチでうげえとなるも、≪探険の地図≫置いてGOだったのでこれ幸いとあわてて返しに≪石のような静寂≫設置。お相手はやむなく≪幽霊街≫で自らトロン成立を崩して≪森≫サーチから≪自然の要求≫で対処。これで最速でもトロン成立まで2ターンを稼ぎ、その間にロードで盤面を埋め、≪統一された意思≫でウギンへの受けも完璧。結局トロン揃う前に勝ち。



スイスは4-0-1で1位抜け。
ベスト8で写真撮影したのですが、アリさんもじゅんさんもフリー対戦会での様子が撮られていたせいで何故かヒラノさんだけ映っていないみたいな感じに。

カワシマさん「あ、ヒラノさんも行っとったんやね」


【SE】

SE1 青赤ストーム ○-×-○

うげえ、まじかよ。
除去が少ないのできついです。

G1 先手。バイアルスタートから相手の2T目≪遵法長、バラル≫は当然咎められずあわあわ。が、お相手が2枚目の赤マナを引けていないようで≪発熱の儀式≫2連打を≪呪文捕らえ≫2連打でかわし、3枚目の≪発熱の儀式≫にも≪霊廟の放浪者≫でせめての妨害をかけると、お相手はなんとか赤マナ引き込もうと儀式を≪差し戻し≫するが引いたのはタップインの≪尖塔断の運河≫だったので勝ち。

G2 後手。マナクリスタートで≪拘留代理人≫、≪流刑への道≫×2でメダリオンクリーチャーを止めにかかるが除去ったそばからメダリオン追加で引かれて負け。

G3 先手、バイアルスタート。ほぼG1と似たようなゲーム展開、≪幻影の像≫も絡めて≪呪文捕らえ≫を乱射、マナ加速と名前のつくものはかたっぱしから捕まえ、最後は≪魔力変≫も≪統一された意思≫でカウンターして勝ち。



SE2 バントスピリット ○-×-○

ミラーか。これも難しいのよね。

G1 バイアルスタートから3T目にはロード×3のとんでもない盤面にする程度のブンブンで勝ち。

G2 今度はお相手がブンブン。除去も全部≪呪文捕らえ≫されて負け。

G3 バイアルスタートからブンブン(1Gぶり2回目)、3T目≪霊廟の放浪者≫が7/7パンチする怪奇現象にお相手が素っ頓狂な声を上げるなど終始サイズがキチガイ。お互いロード並べて≪貴族の教主≫の賛美パンチでライフを詰めあう怪獣決戦の展開に、こっちが先に≪集合した中隊≫を撃てたので展開で上回る。≪徴税人≫のチャンプアタックで強引に飛行クロックを増産し、最後はお相手の≪ムーアランドの憑依地≫を乗り越えて数で圧倒して勝ち。


SE3 緑単トロン ○-×-○

いつもどおり、のらりくらり決勝。
ここんとこ準優勝ばっかだったしね、3度目の正直だぜ。

G1 先手、バイアルスタートから。お相手は4T目トロン成立から≪解放された者、カーン≫で盤面触ってくるも、先手ならばもはや関係あるまいとこっちはロード連打で本体ゴリゴリに攻める。≪無私の霊魂≫で≪忘却石≫をケア、カーンの追放モードをバイアルからの≪ドラグスコルの隊長≫でかわし、≪ワームとぐろエンジン≫のワンパンも貫通する10点を叩き込んで勝ち。アブねえ。

G2 後手、3T目最速トロン成立からカーン⇒ウラモグ。無理です。

G3 先手、お相手ダブマリ、こちら1マリから。初動は≪至高の幻影≫、≪森の占術≫を≪呪文捕らえ≫で咎めておせおせ。それでもお相手は5T目にはトロン成立、カーンで盤面を触って妨害してくる。≪精霊龍、ウギン≫だけは投了だったが、ケアもできないので≪聖トラフトの霊≫も追加してガン攻め。≪霊廟の放浪者≫の誘発機会を逃して打点たりなくなるミス等もあったがなんとか何も引かれずにセーフ。あぶねえ。



【結果】

優勝


どーにかやりました。
賞品はスプリットしてアルティメットマスターズ18パックとBOXトッパー。
トッパーからは≪復讐蔦≫をゲット。

遠出した甲斐はあったようです。
まだまだ甘いとこあったし、今後も武者修行の日々は続きそうですね。
モダンの大会や練習会募集してます、呼ばれればどこでもいきます。

アリさん達もフリー対戦会でたっぷりとパックをドル箱のごとく積み上げてご満悦。今日一日MTGに1円も払ってないぞ、この人。

最後はお好み焼きを食って満足な旅に終わりました。
ではまた次回!
大分のリアルパウパー大会こと、「コウノトリ杯」の第18回告知です。


大会名に特に他意はありません。(棒)
RPG杯に代わるpauperを楽しむ場、また大分のMTGプレイヤー交流の場として大会を続けていきたいので、前回同様多数の皆様のご参加をお待ちしています。
RPG杯同様、レンタルデッキ貸出も引き続き行いますのでデッキを持っていない方や初心者さんも振るってご参加ください。

※今回も出場デッキのうち、非レンタルデッキを持参された方の中から主催の独断と偏見でチョイスする「デッキピックアップ」と称しまして、ちょっとした解説記事を作る予定です。
レンタルデッキに満足できない方は是非オリジナルデッキをご持参のうえ奮ってご参加ください。


以下大会の詳細です。

【イベント名】コウノトリ杯

【場所】レアルトマト大分中央店

【日時】2018年2月24日(日)

【フォーマット】pauper(非公認)

【スケジュール】
10:30~11:00 受付
11:15~ 一回戦開始

【試合形式】スイスドロー 3~6回戦 (制限時間 50分)

【参加費】500円

【賞品】
<優勝者>
・ラヴニカの献身×3パック 
・店頭のお好きなMTGブースターからお好きな1パック

<準優勝者>
・ラヴニカの献身×1パック
・店頭のお好きなMTGブースターからお好きな1パック



※現在確定している賞品のみ明記しておりますので、今後賞品が増える可能性があります。

【注意事項など】
・カードプールはMOでの最新のものに準拠します。
・フリーのジャッジがいません。問題発生時には対応しますので、ご理解よろしくお願いします。
・カードは新旧混ざると判別可能ですので、不透明スリーブをご使用ください。
・判別可能なスリーブやカードに関しては、比較的厳しい対応を行います。予め判別ができない状態で臨まれるようお願いします。
・本大会はみんなでMTGを楽しむためのものです。イカサマ等に対しては厳しい対応を致します。
・筆記用具は必須です。各自で準備して下さい。
・会場内は禁煙です。喫煙される方は、指定の場所での喫煙をお願いします。
・貴重品の管理は自己責任でお願いします。
・慣れない大会主催ですので何かと不備があるかと思います。ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、よろしくお願いします。

後編です。


決勝まで残っていたために、8:30頃慌ただしく挨拶してまわって晴れる屋福岡店から退却。東京のトーナメントセンターでバイト時代お世話になったスエナガ店長からデッキをお褒めいただきうれしい限りだった。

近くのスタンドで給油、コンビニで軽い夕飯を済ませて爆速で大分へ帰還。
10:00頃に松岡のパーキングエリアで前々から宮崎へ遠征したがっていたアリさんを乗せ、一路宮崎へ。

ワダさんには無理をいって鍵をあけておいてもらい、遅くにお宅訪問。
家主が既に寝静まっている中12:00頃に到着。
アリさんはノマサ邸初訪問、スロの実機や家中に張り巡らされたニノ包囲網、壁面の「ノマサおめでとう」寄せ書きを見て終始爆笑していた。
ひとしきり家捜し(?)した後コタツで就寝。

翌日は適当に起床し、清武文化会館へ移動。

宮崎PWCでは久々のモダンということらしい。
BigRedオリジナルのデッキ登録シートなどにおどろきつつも、RPTQ帰りのシミズさんらとお話して相変わらずの宮崎の空気にほっこりするなど。

肝心のトーナメントは参加者19名のスイス5回戦+SE3回戦にて実施。
デッキは感触よいので特に変更なしのバントスピリット。張り切っていってみよう。

【戦績】

R1 ドレッジ(ミサカさん) ×-×

いきなり賞金首チャンスだったのだが(店員に勝つと1パックもらえるシステム)

G1 先手、マナクリスタートを≪暗黒破≫に咎められてしまい、展開遅れてドレッジの土俵に引きずり込まれ負け

G2 先手。≪安らかなる眠り≫で早々にメタを貼るものの、こっちが肉をひけず素出しの≪秘蔵の縫合体≫に押し込まれて負け。ディッチャケアで≪呪文捕らえ≫を≪安堵の再開≫に合わせなかったのはかなりのミステイク。次に活かす。


R2 赤単 ○-○

初心者さんというか、復帰勢らしい。
スタンダードのカードだけで構成されていたので、流石に。

G1 相手が土地1で詰まって勝ち

G2 相手が土地1で詰まって勝ち



R3 キキジキブリンク ○-○

噂の新生殻デッキこと≪主席議長ヴァニファール≫を使った4Cのブリンクコンボ。一応デッキの動きとしては理解しているつもりだが・・・

G1 お相手ダブマリ。展開鈍いところにロード連打、ヴァニファールにも流刑を合わせ勝ち。

G2 序盤から≪貴族の教主≫とロード連打でおせおせ。
≪修復の天使≫もチャンプブロックにしかならず、お相手もお願いヴァニファールで妨害なければ次ターンで勝ち!みたいな布陣を敷かれるもののしっかり流刑握れてて勝ち。ご都合。


R4 エスパーコントロール ○-○

≪神秘の指導≫を軸にした重コントロール。スリーブに「コントロール」って書いてあるくらいプレッシャーはあった。


G1 バイアルスタートで打ち消しをかわしつつ要所の除去を≪呪文捕らえ≫で弾いていき流石に勝ち。

G2 先手≪コジレックの審問≫で≪貴族の教主≫を落とされてややマナスク気味に。≪魂の洞窟≫経由で打ち消しをかわしつつどうにかやりくりし、固め引いた≪呪文捕らえ≫を乱射して無理くり除去かわして勝ち。最後のシーンで≪瞬唱の魔道士≫をめぐるやりとりで俺がルーリングミスってしまいお相手を混乱させてしまったのは本当に申し訳なかった。



R5 ID



予選は3-1-1の5位抜。


【SE】

SE1 純鋼ストーム ○-×-○

なかなか珍しいデッキだ、リストはみたことあるなあくらいの認識だったが。


G1 後手バイアルスタート。お相手が先手2T目≪上級建設官、スラム≫から装備品出し始めて(やべ、2キル食らうか?)と焦るも2枚でストップしその後もなんも引かれずに勝ち。

G2 ≪呪文捕らえ≫と≪霊廟の放浪者≫でいい感じにクロックを刻んでいくも除去を引けず、≪純鋼の聖騎士≫2枚からコンボ始まってしまい負け。うっかり≪撤収≫を一回≪霊廟の放浪者≫サクらずに通してしまい、一気にハンドが加速してしまったのが明確なミス。

G3 先手バイアルスタート。コンボパーツの聖騎士がなかなかでてこず、ある程度ライフ詰まったところでご登場。今度は流刑もってたので即除去、≪残響する真実≫で自らバウンスしてかわされるもあとは押し込んで勝ち。


SE2 エルフ ○-×-○

宮崎の若いプレイヤー。何気にアリさんを切ってスイス1位抜けしている。
ちょっと前までは学生だった気がするけど。


G1 後手。マナクリ連打の加速から先に≪集合した中隊≫撃たれて冷えるも、ロードが並ばずに一安心。返しはこっちのカンパニーできっちりロードをめくり飛行ビートでガンガンいこうぜ。≪群れのシャーマン≫2連打にも冷えたが、こっちも≪呪文捕らえ≫2連打で対抗。≪魂の洞窟≫経由でも関係ないからエライ。

G2 後手。お互いマナクリスタートするもこっちはマナスク。なかなか4マナ目にたどり着けずモジモジしてたら≪エルフのチャンピオン≫の森渡りがまさかのぶっささりで今度は圧殺される。

G3 先手。バイアルマナクリスタートで好調だったのだが3枚目の土地引けずやはりマナスク。仕方ないので≪幻影の像≫で≪極楽鳥≫コピーして無理やり4マナ目を確保、カンパニーからロードを出して空から殴る。
お相手の展開もちょい鈍め、最後は≪背教の指導者、エズーリ≫からのバーラン起動アタック18点ぶっぱされるも、ライフが1残るようにブロックして勝ち。


SE3 ブリッジヴァイン ○-×-×

聞けばR3のヴァニファールデッキのプレイヤーのご兄弟とか。

G1 順位上なので先手、マナクリスタートから。相手の後手1T目≪信仰なきものあさり≫から≪復讐蔦≫と≪恐血鬼≫捨てられてちょい冷えるも、2T目の≪臓物の予見者≫に≪呪文捕らえ≫をあわせ、≪搭載歩行機械≫X=0から走ってきたヴァインにも≪流刑への道≫で対応。最後はロード並べて飛行で押し切り。


G2 後手、≪安らかなる眠り≫でキープするもののマナスク。こっちだけアクション狭まり、リップも≪突然の衰微≫されるなどいいとこなし。


G3 先手、お互い1マリから。マナクリなし土地2カンパニー・ロード・≪幻影の像≫みたいな50点ハンド。お相手は後手≪傲慢な新生子≫から即起動≪復讐蔦≫ディスカード、≪搭載歩行機械≫X=0から1T目4点クロックでスタート。
これ自体には≪幻影の像≫で相打ちしてもらって対応するのだが、返しの≪信仰なきものあさり≫からの≪黄泉からの橋≫と≪恐血鬼≫が辛く、4点クロックでじわじわと攻められるうえに≪地平線の梢≫からのダメージが祟ってライフがもたない。ラストターンでどうにか4枚目の土地を引き込み、返しの≪ゴブリンの奇襲隊≫キッカーに対応してカンパニー。≪拘留代理人≫と≪ドラグスコルの隊長≫をめくり、≪恐血鬼≫をまとめてどかしてどうにかなったかと安心したところに相手の最後のハンド1枚が≪致命的な一押し≫で負け。うーんお強い。


【結果】

準優勝


うーんまたですか。
もうちょっと最後しまってほしいですね。

モダン武者修行の旅は来週以降も続きます、3日間皆さんお相手ありがとうございました。
次回はマジックフェスタ広島でお会いしましょう。


【モダン武者修行期間総合成績】

13勝5敗(IDによる引き分け含まず)


いつものように、マジック漬けの3連休。
今回はMF横浜へレジストしたこともあり、モダンの短期集中練習が必要だと感じてモダン尽くしのスケジューリングに。普段まったくモダンやらねえからなあ。

・2/9(土) 九州将軍戦(モダン)前日トライアル


まずは前哨戦。
使用デッキはバントスピリット。
元々使用していた5C人間が下火で、こちらに乗り換えるのが容易だったのでひとまずネットに転がってたレシピを完コピして持参。
ただ、試験運用も兼ねて《反射魔道士》の枠を《拘留代理人》に変更してみた。



参加者は20名。
スイス5回戦+SE3回戦、張り切っていってみよう。

【戦績】

R1 バントスピリット ○-○

いきなりミラーかい。

G1 先手。お互いマナクリスタート、こっちが二枚カンパニー引いてお相手は引かなくて勝ち。

G2 後手。お互いマナクリスタートから手札0になり盤面膠着するも、こっちのトップからロードとカンパニーしか降ってこなくてズル勝ち。



R2 バントミッドレンジ(ウメオさん) ×-○-×

同色のビートだが、スピリット軸ではなくマナクリからカンパニーで《漁る軟泥》《聖衣の騎士》《不屈の追跡者》あたりの地上の強いとこ出して勝つデッキ。最初は撤退コンボかと勘違いしたが。


G1 ロード引けず、メインからの《秋の騎士》でバイアル割られ展開止められ、地上押し込まれ負け。

G2 お互い《貴族の教主》並べるスタートから、こちらのエンド時のお相手のカンパニーにこっちのカンパニー合わせたら《呪文捕らえ》と《拘留代理人》めくれて、相手の盤面更地にしつつカンパニーもカウンターできて爆アド。さすがに勝ち。

G3 1マリから。カンパニー連打で押し込まれ《崇拝》で粘るもこっちも何も引けず、《秋の騎士》にたどり着かれ負け。




R3 エスパーコントロール ×-×

G1 ロード引けなさ過ぎてクロック細すぎ問題。カンパニーもカウンターされてあぼん。

G2 盤面こそどうにか構築するも、《エスパーの魔除け》でハンド削られトップ《終末》で盤面更地になり無事死亡。



R4 呪禁オーラ ×-×

顔にはださなかったが、このマッチはさすがにまずかった。

G1 《ぬめるボーグル》からオーラペタペタのブンブンを、《拘留代理人》で《天上の鎧》を奪って止めにかかるが、《コーの精霊の踊り手》二体並べての大量ドローから物量に押され負け。


G2 G1とほぼ同じ。《流刑への道》を引けず負け。


R5 イゼットドレイク ○-○


G1 割とブンブンで勝ち。

G2 割とブンブンで勝ち。




【結果】


2-3

とりあえず回してみての雑感は以下。


・《拘留代理人》の感触がよかったのでそのままに。
・《拘留代理人》を活かすべく、《無私の霊魂》を増量。
・ピン刺しの《鎖慣らし》にこめられた意図が図りかねたのでカット。
・割とクリーチャーデッキが多そうなメタだったので、メインのイージーウィン要員《聖トラフトの霊》をカット。
・《集合した中隊》のカードパワーにかかっているところが大きいデッキなのでマナフラッドよりもマナスクリューへの許容ができないデッキだと感じた。ユウダイさんの薦めもあり5枚目のマナクリとして《極楽鳥》を採用。
・サイドの《スレイベンの守護者、サリア》がこちらのカンパニーや《統一された意思》の足枷になりがちで非常に使いにくい。チェインコンボへの耐性は下がるが、ミラーやコントロールデッキへのサイド枠としてよりバリューが高い《徴税人》に挿げ替え。



これをフィードバックしてできたのがこちら。


【29 クリーチャー】

4 霊廟の放浪者

4 貴族の教主

1 極楽鳥

4 至高の幻影

3 幻影の像

3 無私の霊魂

4 ドラグスコルの隊長

4 呪文捕らえ

2 拘留代理人

【10 呪文】

3 流刑への道

4 集合した中隊

3 霊気の薬瓶

【21 土地 】

3 植物の聖域

3 溢れかえる岸辺

3 地平線の梢

2 霧深い雨林

2 吹きさらしの荒野

1 繁殖池

1 魂の洞窟

1 森

1 神聖なる泉

1 島

1 ムーアランドの憑依地

1 平地

1 寺院の庭

【15 サイドボード 】

2 徴税人

1 オーリオックのチャンピオン

1 ガドック・ティーグ

2 秋の騎士

1 聖トラフトの霊

2 統一された意思

3 安らかなる眠り

2 石のような静寂

1 崇拝


その日の夜はクロダさんにご紹介頂いた肉の旨い飲み屋にてユウダイさん、ウメオさんと飲み食い。色々と貴重なお話を頂いた。牛タンうめえ。


・2/10(日) 九州将軍戦(モダン)本戦


それはそれとして、翌日はモダン将軍戦本戦へ望む。

人数は30人に増え、スイス6回戦+SE3回戦。
張り切っていってみよう。

【戦績】

R1 マーフォーク ○-○

G1 バイアルスタートからロード連打。相手のロードは流刑で処理して押し込みで勝ち。

G2 お相手ダブマリ。《地平線の梢》固め引いてライフが冷えるも、さすがに御相手の展開鈍く、カンパニーからロード連打で勝ち。


R2 赤緑ランデス(エトウくん) ○-×-○

福岡くんだりまでご苦労なことだ。

G1 バイアル+マナクリスタート。《血染めの月》というバニラエンチャ2枚横目にスピリットがガツガツ殴って勝ち。

G2 バイアル+土地1キープしたら《古の遺恨》にとがめられて、その後土地一枚も引けず負け。さすがにぬるかった。

G3 G1とほぼ同じ。マナ拘束一切無視して展開できるのでさすがに。


R3 緑単トロン ○-○

確か山口からお越しの方だったか。
元DM勢とのこと。

G1 バイアルスタートでロード連打の押し込み。トロン成立前にカンパニーから《無私の霊魂》で設置済みの《忘却石》への受けを作り、返しはウギンもなく勝ち。

G2 G1同様《無私の霊魂》が強すぎて、《幻影の像》絡めて連打し《忘却石》を二回かわして押し切り。今度こそ返しには《精霊龍、ウギン》が控えていたものの《統一された意思》でカウンターして勝ち。



R4 鱗親和(クロダさん) ○-○

4-0をかけての戦い。ここであたりますか。

G1 《鋼の監視者》連打から《ゲスの玉座》でフィーバータイムに入ろうというところに《拘留代理人》が突き刺さりまとめてボッシュート。《搭載歩行機械》でばらまかれたソプターがドンドコ育っていくのをカンパニーからのロードわらわらでせき止め、最後は《幻影の像》で《拘留代理人》をコピーしソプタートークンをまとめてボッシュートして勝ち。。

G2 2T目に《石のような静寂》おいて勝ち。


R5 ID


R6 ID



予選4-0-2のスイスは1位抜け。
ちょっとできすぎかな。



【SE】

SE1 グリクシスシャドウ ○-○

R3のトロンの方の身内さん。
楽しくプレイできたし、試合後色々とお話させていただきました。

G1 マナクリとカンパニー2枚でキープ。《ミシュラのガラクタ》連打から高速で《グルマグのアンコウ》出されちょい冷えるも、順当に空中ですれ違いつつライフを削る。《死の影》降臨と同時にカンパニー1発目を《頑固な否認》でカウンターしてもらい、自ターンメインで2発目からロードかき集め打点アップして勝ち。

G2 《安らかなる眠り》、《オーリオックのチャンピオン》とサイドカードを連打して都合よく勝ち。ちょっと申し訳ない。


SE2 鱗親和(クロダさん) ○-○

またしてもぉ。

G1 お互い鈍めの展開から、先にクロダさんが《電結の荒廃者》を並べてしかけてきたところにやはり《拘留代理人》で接合を強要、でかくなった一匹だけの荒廃者を《流刑への道》して捌ききり勝ち。

G2 クロダさん1マリから。こちらはマナクリ並べてアクション増やしてから、やはり初手から握っている《石のような静寂》、返しに飛んでくる《自然の要求》にもきっちり《呪文捕らえ》をあわせ勝ち。さすがにズル。


SE3 バントスピリット ×-×

のらりくらり決勝ですがミラーですか。

G1 お相手バイアルスタート。こちらはマナクリスタートするも、土地2でストップしお相手は《鎖鳴らし》からロード連打しつつのカンパニーとブンブンで負け。この際《鎖鳴らし》がミラーで強いのかという知見を得る。

G2 マナクリから《徴税人》スタートするも、ややマナフラ気味で肉をひけず。《流刑への道》を撃たされる場面になってしまいやはり《鎖鳴らし》にシャクられ負け。まあしゃーなし。


【結果】

準優勝

うーん、最後しまらないっすねえ。
晴れる屋ポイント7500ポイントをゲットして終了。

決勝が終わったのが8:30だったので慌てて次なる戦いの地、宮崎へと赴くのであった。

~モダン武者修行編・前編 完~
第17回コウノトリ杯には13名の方にご参加を頂き、スイス4回戦にて実施しました。
以下大会結果の詳細です。



【デッキ分布】
白黒ペスト 2
赤単バーン
黒単ゾンビ
黒単信心
親和エルフ
青赤氷雪デルバー
ステロイドウィニー
ボロス統治者
白緑呪禁オーラ
カウブレード
バントターボフォグ
親和(レンタル)

優勝:黒単信心(じゅんぺいさん)
準優勝:カウブレード(サカイ)



新年記念大会は第二回となりましたが、二年連続でじゅんぺいさんの優勝となりました。おめでとうございます。
次回のコウノトリ杯は2/24(日)を予定しております。
皆様のご参加お待ちしております。

ラヴニカ三部作、第二弾!
『ラヴニカの献身』は1/25(金)発売!


いつもの販促。
いつもの雑感。

色々とカードが出揃ってきているので、ぼちぼちやっていきましょう。
前回同様、各ギルドのキーワード解説なんぞも交えつつ個人的に気になったカードだけテキトーに取り上げていきます。
特に注釈がない限りスタンダード目線でのお話。レアと神話レア中心で。
んじゃま、れっつごう。



・≪徴税人≫

2/2/1のステータスでオルゾフの新キーワード「死後1」を持つ白のウィニークリーチャー。
自ターンにおける相手のスペルキャストと起動型能力に対して1マナ重くするペナルティをかけるマナ拘束能力を持つヘイトベア。
「死後X」を持つクリーチャーは、死亡時にX体のスピリットトークンを戦場に残します。≪宿命の旅人≫系のトークン生成PIGをキーワード化したもの。

マナ拘束能力の系統ゆえか≪スレイベンの守護者、サリア≫のような活躍を期待する声を多くみかけますが、実質的にはかなり異なるクリーチャーだと考えてよいでしょう。拘束能力が働くのが自ターン限定で相手ターンの動きに一切影響を及ぼさない、つまり相手から自分への干渉を制限する類の能力。どちらかといえば≪堂々たる撤廃者≫の系譜で、サリアとは異なりコンボデッキにはあまり有効ではないことが伺えます。
またタフ1で戦闘向けの能力も持たないためクリーチャー同士のぶつかり合いに弱く、純粋なビートダウン志向のカードとしては採用しにくいでしょう。

他方、インスタントタイミングでの干渉を中心とするコントロールデッキには非常に有効。カウンターや除去による後続への干渉を制限できる上、ソーサリーの全体除去で対応すると死後でクロックを残す地味ウザ要員。コントロールはクリーチャーを出してこないので、コンバットでの影響力の低さも気にならないでしょう。前環境のような白ウィニーが成立するかは未知数ですが、コントロールデッキが環境の割合を多く占めるなら出番がありそうです。


・≪ Precognitive Perception ≫

青ダブルシンボル5マナのレアインスタント。日本語訳するなら≪予見知覚≫とかそんなんですかね。
効果としては単純な3ドローですが、アゾリウスのキーワード「附則」を持ち、自ターンのメインフェイズにキャストすると占術3を行った後に3ドローすることができます。いわゆるインスタソーサリーと呼ばれる類の向上呪文。

かなり純粋に「強い」と言い切れるドロースペルです。
重さはありますが、3ドローは非常に大きく附則抜きにしても≪ジェイスの創意≫と同等。メインフェイズでのキャストはリスキーですが≪ドミナリアの英雄、テフェリー≫を絡めての運用は誰でも考え付くほどあからさまに強力で、「占術⇒ドロー」の流れについては≪定業≫≪天才の片鱗≫の採用実績から見て語るべくもないでしょう。
下位互換である≪ジェイスの創意≫ですら≪宝船の巡航≫や≪時を越えた探索≫がスタン現役時代でもコントロールに挿されることがあった実績を持つスペルなので、今回もコントロール系のデッキで採用が検討されるでしょう。
現状ドロースペルとしては≪薬術師の眼識≫がコントロールでは定番で、これを押しのけて採用という形にはならないかもしれませんが、やはり1~2枚程度で使われることになるのではないでしょうか。



・≪Spawn of Mayhem≫

黒の神話レア。
4/4/4飛行トランプルのスペックを持つデーモン。自ターンアップキープに全プレイヤーへ1点ダメージ、更にコントローラーのライフが10以下の場合はサイズアップする前のめりなクリーチャー。
ラクドスのキーワード「絢爛」を持ち、相手のライフルーズがあったターンにおいては3マナで唱えることが可能。こいつは絢爛達成で軽くなるタイプですが、逆に本来よりコストが重くなる代わりに能力が付与されるタイプの絢爛もちらほら。

さて、こいつ自体の評価ですが前のめりな黒いアグロデッキが組めるのであれば、3/4/4飛行トランプルに継続的なダメージソース能力が付いているのは良好なコストパフォーマンスといっていいでしょう。レジェンダリーでなく、自身の能力のお陰で連打がききやすいのが優秀。
ミッドレンジ以降のゲームレンジで使うこともできるとは思いますが、ダメージがお互いに及ぶためロングゲームも意識するとやや扱いにくいか。絢爛を達成できていない場合含め守りに入ると弱いカードなので、やはり基本はアグロで使うことになるでしょう。
絢爛はかなり達成が容易な部類なので、かなりの頻度で3T目に着地させることはできるでしょう。≪破滅を囁くもの≫等の高マナレシオデーモン達を絡めてデーモンストンピィめいたことはできるかもしれませんね。


・≪スカルガンのヘルカイト≫

赤の神話レアは久々のヘルカイト。
レアドラゴン枠伝統の5/4/4飛行というスペックに加え、グルールのキーワード「暴動」を持っています。

「暴動」は戦場に出るに際して速攻付与か+1/+1カウンターによるパンプアップのどちらかを選べるという目を疑うほど強力なキーワード。
サイズで攻めにいくもよし、速攻でダメージ計算を狂わすのもよしと今回の各ギルドのキーワードの中でも際立って優秀です。

したがってこのヘルカイトは5/4/4飛行速攻か5/5/5飛行かを選べる優秀な大型フライヤー。まあ回避能力があるので大抵は速攻を選ぶことになるでしょうが、相手のヘルカイトの返しに出す場合などにはサイズアップを選んだりできるなどこのテのドラゴンに柔軟性があるだけ既に驚き。

また、+1/+1カウンターが自身に置かれている場合には5マナで起動できる≪二股の稲妻≫相当の火力まで内蔵しており、守りに入っても強いだけでなくマナフラッド受けも兼ねているなど赤いミッドレンジへの適性はすさまじいものがあります。+1/+1カウンターの配置方法は問わないので、飛行速攻として殴りつつほかのカードとのシナジーで除去能力を起動することも可能。
総じて≪栄光をもたらすもの≫同様デッキに複数枚採用されうるスペックをもった強力なドラゴンでしょう、惜しむべくは上述のデーモンともども神話レアであることか。



・≪成長室の守護者≫

2/2/2のレア、緑単色のカニ戦士。カニだけど熊。
シミックのキーワード能力、「順応2」を持つクリーチャー。

「順応X」は規定のマナコストを支払うことで、そのクリーチャーにX個の+1/+1カウンターを置く能力。テーロスの「怪物化」と似た挙動ですが、インスタントタイミングで起動可能かつ、レアケースですがカウンターを取り除かれてももう一度起動できる点等から上位互換的能力といってよいでしょう。元が元なので、カウンターを置く量もでかければ起動コストも結構重めに設定されており使いにくい能力の部類・・・なのですが。

この≪成長室の守護者≫に関してはちょっと例外というか、「順応2」を軽めの3マナで起動することができます。2T目キャスト⇒3T目順応起動で4/4というマナカーブに沿った動きが可能。流れとしては≪始まりの木の管理人≫みたいなパンプアップクリーチャーを彷彿とさせます。
加えて、1/+1カウンターが配置されると自身の同名カードをーチしてくる誘発型能力も持っており、4/4になりつつ後続を呼び込む形でアドバンテージも稼ぐすごい奴。しかもカウンターを置かれる方法が自身の順応以外でも誘発と融通も利きます。

ちょっと前のカードを例に挙げると手がかりトークンによるドローが可能だった≪スレイベンの検査官≫なんかも該当するのですが、「軽量なクリーチャーが次ターンの行動を単独で担保している」というのはテンポが重視されがちなスタンダードにおいては優秀で、加えてアドバンテージを稼ぐとなると更に強力です。キャストも能力の起動もシングルシンボルで使いやすく、緑のクリーチャーとしてはそこそこ見るカードになるのではないでしょうか。




キーワード解説絡めて紹介したんで長くなりました。
こっからはさくさくいきます。



・≪Kaya’s Wrath≫

GRN以降の環境ではもはやお馴染み、黒×2白×2という二種類のダブルシンボルが目印のレアソーサリー。日本語訳はテンプレ通りなら≪ケイヤの激怒≫。
能力は単純な明快なラスゴ。一応破壊した自軍クリーチャー数に等しいライフゲインが付いてます。≪薫蒸≫と違って相手の生物はカウントしませんので悪しからず。

スタンでは久々に登場した純粋な4マナラスゴ。
長くスタンをやっているプレイヤーほど身に染みていることでしょうが、ラスゴの4マナと5マナの差は非常に大きいのでこれを搭載できるデッキにおいては対クリーチャー性能が跳ね上がること請け合い。
色拘束が課題にはなりますが、ジェスカイコントロールにおける≪パルン、ニヴ=ミゼット≫に代表されるようにギルドランド+チェックランドの強固なマナベースの前ではこの程度の色拘束はそこまで敷居の高いものではないでしょう。

真っ先に考え付くのはやはりエスパーコントロールへの搭載でしょう。
全体除去のタイミングが早いのはアグロデッキにおいては頭痛の種。
ラスゴのケアは従来よりシビアな判断が要求されるかもしれませんね。



・≪グルールの呪文砕き≫

グルールのレアクリーチャー。
3/3/3暴動持ちで、自ターン中は自身とコントローラーに呪禁を与える。

こちらは逆に明確なコントロール殺し、というよりも前環境の代表的な全体除去≪轟音のクラリオン≫と≪残骸の漂着≫の2種をかなり意識したデザインのカード。
プレイヤーへ呪禁を付与するので≪残骸の漂着≫を無力化しピン除去での対応を許さず、任意でタフ4になれるので3点火力を耐えるあたりが結構露骨。
自身のスペックはアグロ傾向ですが、どちらかというと序盤から殴っていくよりも後詰めで蓋をしていく役割に期待が持てる軽量クリーチャー。



・≪有事の力≫

アゾリウスの神話レアはまさかのインスタント化した≪Time twister≫。7マナ。
≪運命のきずな≫といい、最近は派手なスペル増えましたね。
附則もついており、メインフェイズで撃つとCMC7以下のパーマネントをタダで戦場へ。いまんとここの色でまともに踏み倒したいパーマネントはなさそうな気がしますけど。

さて、実用性はともあれ腐ってもP9の一角がそのままインスタントになっているので効果そのものは強力だといえるでしょう。相手のエンド時に突然ハンドがMAXになるわけですからね、まあお互いですけど。
少し前の環境だと≪奔流の機械巨人≫から≪記憶≫を撃つケースは意外と見かける機会が多かったですし、可能性がないわけではない思います。
使うとすればやはり相手のハンド増加がそこまで問題にならず、カードをガンガン引きたいターボフォグあたりですかね。フォグを再利用する意味でも有用ですし。


・≪Domri, Chaos Bringer≫

久々登場、グルールのPWドムリ・ラーデ君。
カード化は2回目ですね。4マナで初期忠誠値は5。
日本語訳は≪混沌をもたらす者、ドムリ≫とかですかね?

+1でマナプールに赤か緑を加え、このマナを使用してキャストしたクリーチャーに暴動を付与。マナ加速としては心細いですが、暴動が付くのはあからさまに強力。

-3はトップ4枚から最大2枚のクリーチャーを手札に。≪ビビアン・リード≫の+能力と見る枚数は同じで、加えられるカードタイプが狭まったものの-能力故かアドバンテージが取れるようになっています。

-8は終了ステップ毎に4/4を生み出す紋章。珍しく相手ターンのエンド時にも誘発する紋章となっており、毎ターン8点クロック追加とまあ流石に勝つ奥義。


どの能力も強いといえば強いのですが、-3から入ってハンドを蓄えそれを+1で展開していくデザインなので着地後の「出オチ」が痛いタイプのPWになってしまっているのはマイナスポイント。
-3でアドバンテージを稼げるといえば聞こえはいいですが、トップ4枚からクリーチャー2枚となると結構な割合でデッキにクリーチャーを積んでおかねばならないので難しいところ。

初期忠誠値が高く、+から入れれば奥義が近くなりプレッシャーがでてくるでしょうから、ややマナが伸びきったあたりで手札の生物と同時に展開していくような運用法が理想でしょうか。4マナから6マナへのジャンプアップが見込めるわけですから、やはり半端なミッドレンジよりも高マナ域のカードを扱えるランプ寄りの方が活躍しそうな気はします。




今回はこんなとこで。
おいおい書き足したり補足したりするかも。
リクエストあればコメントかtwitterまでどーぞ。

では次回はプレリリースでお会いしましょう。
もう年末だー。
2018年は目標(PT出場)達成ならず。がっくし。
ていうかPTなくなっちゃうしさぁ。
とりあえずざっくりしっかり、本年のスタンダード環境を振り返りつつ個人成績をまとめていきまっしょい。



〔2018年1月~3月〕
カラデシュ・ブロック ~ イクサラン・ブロック期

【環境背景】
新エキスパンション、「イクサランの相克」発売前に昨年度同様禁止改訂告知が発表。≪霊気との調和≫≪ならず者の精製屋≫≪ラムナプの遺跡≫≪暴れまわるフェロキドン≫と一挙4枚ものBANにより、当時のトップメタ二枚看板である「ティムールエネルギー」と「ラムナプ・レッド」を同時に規制する波乱の新シーズン幕開け。二年連続での禁止カードの発表、もといカラデシュ・ブロック登場以降から数えて4回目となるBANについてはアマ・プロ問わず議論の的となりました。

スタンダード環境としては、「ティムールエネルギー」の後釜となるミッドレンジとして「グリクシスエネルギー」が台頭したほか、方向性を尖らせた「青黒コントロール」など環境に残ったパワーカードである≪スカラベの神≫を全面に押し出したデッキが活躍。
アグロデッキでは弱体化を食らったものの以前として(ラムナプの遺跡レス)「ラムナプ・レッド」が≪再燃するフェニックス≫を得たこともあり依然としてトップに立っていました。
≪王神の贈り物≫デッキ≪副陽の接近≫コントロール、等前環境から引き続きTier2に位置する青白系デッキのほか「青白オーラ」「白黒吸血鬼」のような変り種の活躍も期待はされたものの、奮わず。

ただまあ禁止改訂でメタゲームの動きはあったものの、このシーズンはGPもPTもフォーマットにスタンダードがなかったこともあり禁止の暗雲含めスタンダードの活気自体あまり高いとはいえず。所謂固まったデッキやメタゲームというのは登場することなく幕を下ろしました。



【自身の記録】
使用デッキは年末から引き続きの「青白サイクリング」
イクサランの相克で待望の軽量除去≪不可解な終焉≫を得て、苦手としていた後手番での≪牙長獣の仔≫や≪屑鉄場のたかり屋≫押し付けゲーへの対抗手段を得て「ッシャコラァ」状態だったのだが、禁止改訂でメインターゲットのTier1デッキらが横倒しになってしまいズコー。いやまあ自分のデッキが弱くなったわけでもないからよいのだけれど。

このシーズンはPPTQは25周年記念ツアーへの参加資格ということもあり、世間がスタンダードに向ける懐疑的な視線とは逆にやる気に満ち溢れており遠征には精力的に参加。メタゲームも追い風で、得意としている青黒系やグリクシスが九州では大流行しており、かつ赤系アグロが少ないという有様。Finals入賞の勢いそのままに、3T目に≪ドレイクの安息地≫置いて大いに狩りまくった記憶。
計4回PPTQに参加し、ほぼ全てでSEに上がれていたので安定感もあった。
結局4回目、雪降りしきる中参加したばぶるすのPPPQにてわふさんと(談合)抜けして今シーズンは終了。他の大分勢も多くのPPTQで優勝し、ジャッジから「大分勢禁止」が言い渡されるほどの絶好調。いいシーズンだったなあ。



〔2018年4月~7月〕
カラデシュ・ブロック ~ ドミナリア期

【環境背景】
始まりの次元ドミナリアへの回帰。
明らかにカードパワーが並外れている≪ドミナリアの英雄、テフェリー≫≪ウルザの後継、カーン≫や≪鉄葉のチャンピオン≫をはじめとしたトリプルシンボルのクリーチャーサイクルに、M10ランドが全色そろい踏みなど環境初期からデッキパワーが非常に高い怪獣決戦になることが予想されていた期待のシーズン幕開け。

試金石となるBMOでは≪王神の贈り物≫デッキが優勝した他、≪原初の飢え、ガルタ≫をフィーチャーした「緑単ストンピィ」や≪戦慄の影≫をフル投入した「青黒ミッドレンジ」など様々なデッキが可能性の片鱗を見せ付けます。
しかし前環境の「赤黒アグロ」をベースにしたデッキが各地GP等で≪ゴブリンの鎖回し≫のカードパワーを証明するや否や、そんな可能性の切れ端は全て吹き飛ばされ環境は一気に真っ赤に染め上がり、ビートダウンではほぼ一強体制を確立。
PTドミナリアの上位もほぼ赤系アグロが独占、決勝の赤単ミラーにおいては≪栄光をもたらすもの≫の劇的なトップデッキが話題をさらいました。

他方コントロールデッキにおいては、≪ドミナリアの英雄、テフェリー≫の明らかなカードパワーこそ証明されていたものの赤系アグロだらけの環境で古典的な「青白コントロール」はイマイチ結果を残しきれておらず、Tier2に甘んじました。


【自身の記録】
チームRPTQへの挑戦が既に決まっていたこともあり、早々にドミナリアをわふさんと合わせて大量に購入してカードをそろえると、担当となることが決まっていた≪ドミナリアの英雄、テフェリー≫を使ったコントロールデッキの調整に着手。わかってはいたが、やはりテフェリーはバケモノであった。

スミジン「こいつは平成の神ジェイスですよ!!!」

色々と試してはみたものの、結局のところ≪奔流の機械巨人≫を全面的に信頼した青白コントロールの形をとりPPTQでの優勝なども果たすなど感触自体は良好だった。
ただ、最後までチーム全体でのデッキ調整やサイドプランなどはゴタゴタして難航。調整期間の短さもあってチーム練習の時間もあまりとることができず、初のRPTQ参加は楽しかったものの苦い結果に終わる。
シーズン後半の7月には打倒赤黒を掲げ「ジェスカイ副陽」への原点回帰(?)を果たし、好感触を得たままM19を迎える。・・・と思ったらその直後ご存知玉田遼二プロが「ジェスカイコントロール」を開発していてGPTOP8に入賞、話題となりたまげるハメに。(だいぶレシピ違ったけど)

春先にはこっそり「九州レガシー選手権」でのTOP8入賞を果たしたりと、なんだかんだ2018年初頭の個人成績はフォーマット問わず調子がよかった部類。




〔2018.8月~9月〕
カラデシュ・ブロック ~ 基本セット2019期

【環境背景】
久々復活の基本セット。全体的なカードパワーが抑え目で、Tier上位デッキへの特にめぼしい強化もなければ新しいデッキが組めそうというわけでもない微妙な空気が漂う中での目玉は、発売前から露骨に頭一つ抜けたカードパワーで話題になっていた≪破滅の龍、ニコル・ボーラス≫でした。

・・・が、グリクシスカラーへの注目度が高まる中、蓋を開ければそれでも赤黒アグロの勢いは衰えることを知らず。とうとうティムール一強時代と同じくがっちりレシピが固定化される段階にまでたどり着きました。
≪茨の副官≫や≪蔦草牝馬≫、≪ビビアン・リード≫などの加入により「緑ストンピィ」にも再び日の目があるかと思いきやそんなことはなく、ビートダウンではやはり「赤黒アグロ」がほぼ独走状態。

他方、こちらも大して強化があったわけではありませんが遂にテフェリーを使用したコントロールとして青黒ベースの「エスパーコントロール」が環境に定着。
プロツアードミナリアでは日本勢が好んで使用していたデッキでしたが、GPでの優勝を果たしたジェレミー・テザーニ仕様のレシピがこの後一般的になっていきます。

意外なところでは、一点突破のクロックパーミッション「青単アグロ」が環境に登場。形としてはイクサランの相克シーズンに少し活躍した「青白オーラ」のコンセプトを≪大嵐のジン≫から太く中心にすえて先鋭化させたようなデッキでしたが、日本選手権で複数のプロが使用したことで話題となりました。

ちなみに、マジック的には25周年記念ツアーで盛り上がっていたはずなのですが、イマイチ印象に欠けますねこのシーズン。


【自身の記録】
RPTQと日本選手権が控えていたので、スタンダードはそれに向けて調整しつつドラフトもこなしていく忙しいシーズン。
前シーズンより引き続きジェスカイコントロールを調整し続け、対赤系アグロへの勝率では好成績をキープしていたものの、上述した「エスパーコントロール」の台頭により頭を抱えるハメに。
というのも、このデッキ青黒系にはさっぱり勝てないのである。
メインを落とすのは仕方ないにしても、サイドからの≪つむじ風の巨匠≫プランや≪歩行バリスタ≫、≪悠長な再構築≫など色々と試したが劇的に相性を改善できるカードは結局見つからず。赤黒アグロ自体はメタられてはいるものの以前強力であり、エスパーや青黒系を切ってジェスカイと心中するか丸くエスパーを握るかの決断を迫られるも、結局8月末のRPTQは周囲の薦めもあってエスパーコントロールを握ることに。

が、RPTQはものの見事に赤系アグロだらけでありあっさりと連敗を喫する。
Finalsでは「人の意見をまず試すこと」を学んだが、今回は「自分の初志を貫く」ことも大事だと悟る。(結果論ではあるが)

続く9月、日本選手権では初志貫徹のジェスカイを握り見事(?)赤黒アグロを打ち破ることに成功。勿論青黒系には全て負けたものの、そこ含め想定どおりだったので満足な結果。
ドラフトもそれなりに練習しておいた甲斐あって一日目を6-2に纏めるなど、そこそこの好成績。2日目こそボロボロでしたが、様々な意味で得るものが大きかった大会だったと思っている。

PPTQはモダンシーズンに突入。
今回はモダンをきちんとやると決めていたので、前々から気になっていた「5色人間」をウマさんから購入し遠征にも精力的に参加。
結果はボロボロ、参加人数の多さに驚かされるわでてくるデッキが多すぎるわでちんぷんかんぷん。
この時期は地元県外問わずモダンについて議論を交わす人は好意的であれ悪意的であれ非常に多く、色々と考えさせられることも。

大きな大会を2つこなし、いつもとは違うフォーマットで精力的に活動したほか目標設定・練習環境等見つめなおす点がいろいろとでてきた非常に濃い2ヶ月になった。



〔2018.10月~12月〕
イクサラン・ブロック ~ ラヴニカのギルド期

【環境背景】
散々スタンダードを荒廃(?)させてきたカラデシュブロックが遂に退場し、ラヴニカへ三度目の回帰。
ショックランドの再録に数々のパワーカードのローテ落ちで環境は激変します。

真っ先に注目が集まったのはやはり明確なパワーカードとして環境に残った≪ドミナリアの英雄、テフェリー≫を中心にすえた「ジェスカイコントロール」
マナベース面での優位があったのは勿論≪轟音のクラリオン≫≪薬術師の眼識≫≪悪意ある妨害≫と脇を固めるパーツも充実しており、≪弾けるドレイク≫≪パルン、ニヴ=ミゼット≫などフィニッシャーの選択肢にも恵まれ極めて高いデッキパワーを誇りました。
環境初期から様々なバリエーションが登場したものの、結局最後まで環境に居座り続けたのはやはりテフェリーのカードパワーによるところが大きいでしょう。

少し遅れてプロツアー直前に開発されたのが「ゴルガリミッドレンジ」
探険クリーチャーやマナクリーチャーでマナを伸ばし、墓地回収も絡めて強力な除去やPW、そして≪殺戮の暴君≫を連打するという質実剛健なデッキ。
カードパワーこそジェスカイに劣る面はありますが、マナベース面での安定感、≪野茂み歩き≫や≪殺戮の暴君≫等キラーカードの数々を粘り強く連打できる性質に加え構築の自由度も高く、Tier2以下を寄せ付けません。
結局PT以後環境の王者として君臨し続けました。

また、コンボデッキとしては≪孤光のフェニックス≫をフィーチャーした「イゼットスペル」が流行。
キャントリップが多いゆえの安定感に加えドブンの魅力、飛行クロックを中心にした性質上ゴルガリにも強く出られるなど環境的な加点要素が多く、プロツアーでは渡邉プロも使用してTOP8入りし国内外で人気を博すデッキとなりTier1に食い込みました。


Tier2まで目を広げると≪アダントの尖兵≫・≪トカートリの儀仗兵≫の「Teir1キラー二枚看板」で話題となった「ボロスアグロ」が台頭し、PTやFinals2018での優勝も飾りました。

ほかにも市川プロがPTで、行弘プロが世界選手権で使用した「セレズニアトークン」はTier上位のデッキには本来有効ではないはずの横並べ戦略で好成績を残す安定感のあるアーキタイプとして定着。

パワーカードがごっそりローテ落ちしたのが痛手だった「赤単アグロ」は、ジェスカイ・ゴルガリのトップメタ二枚看板にイマイチ対抗しきれなかったものの何の因果か≪ゴブリンの鎖回し≫のお陰でTier2のデッキに全体的に強いという地位を得るなど、微妙な扱いでしたが環境終盤には長期戦仕様となった「ビッグレッド」として復活。


振り返ってみれば上位所だけでもゴルガリ・ジェスカイ・イゼットと、結構幅広い色のアーキタイプが活躍し「一強体制」というほどではなかった良環境だったのではないでしょうか。


【自身の記録】
絶不調。

≪パルン、ニヴ=ミゼット≫の強さに着目した「ジェスカイコントロール」をかなり早い段階から構築していたものの、各地PPTQではイマイチ奮わず勝ちきれない。
GP静岡もFinas予選、Finalsチャレンジとほぼ全ての大会でバブルで蹴落とされており一気に勝率も下落。踏みとどまれない日々が続く。
≪アゾールの門口≫や≪宝物の地図≫など新しいアイデアも積極的に活用し打開を図るも、これも失敗。何がいけなかったのか。

PPTQやPTという名前もなくなるなど寂しいニュースがどんどん発表される中、なんとか年明けのPPTQ突破に望みを繋ぐ、そんな悲しみの年末を迎えています。

来年のジェスカイの活躍にご期待ください。



○今シーズンのスタンダード使用デッキ一覧

・青白サイクリング(KLD-RIX)2018.1-3月
・青白コントロール(KLD-DMR)2018.4-6月
・ジェスカイ副陽(KLD-DMR)2018.7月
・ジェスカイコントロール(KLD-M19)2018.8-9月
・ジェスカイコントロール(XLN-GRN)2018.10月〜

大分のリアルパウパー大会こと、「コウノトリ杯」の第17回告知です。


大会名に特に他意はありません。(棒)
RPG杯に代わるpauperを楽しむ場、また大分のMTGプレイヤー交流の場として大会を続けていきたいので、前回同様多数の皆様のご参加をお待ちしています。
RPG杯同様、レンタルデッキ貸出も引き続き行いますのでデッキを持っていない方や初心者さんも振るってご参加ください。

今回は新年記念大会なので、参加費はそのままで非常に豪華な賞品をご用意しております。
奮ってご参加ください。


※今回も出場デッキのうち、非レンタルデッキを持参された方の中から主催の独断と偏見でチョイスする「デッキピックアップ」と称しまして、ちょっとした解説記事を作る予定です。
レンタルデッキに満足できない方は是非オリジナルデッキをご持参のうえ奮ってご参加ください。


以下大会の詳細です。

【イベント名】コウノトリ杯

【場所】レアルトマト大分中央店

【日時】2019年1月27日(日)

【フォーマット】pauper(非公認)

【スケジュール】
10:30~11:00 受付
11:15~ 一回戦開始

【試合形式】スイスドロー 3~6回戦 (制限時間 50分)

【参加費】500円

【賞品】
<優勝者>
・ラヴニカの献身×3パック 
・ラヴニカのギルド×24パック
・【ENG】《稲妻の連鎖/Chain Lightning》[MPS] 赤×1

<準優勝者>
・ラヴニカの献身×2パック
・RK-postオリジナルトークンカード20種セット
・ラヴニカのギルド×10パック

<3位入賞者>
・ラヴニカの献身×1パック
・ラヴニカのギルド×2パック



※現在確定している賞品のみ明記しておりますので、今後賞品が増える可能性があります。

【注意事項など】
・カードプールはMOでの最新のものに準拠します。
・フリーのジャッジがいません。問題発生時には対応しますので、ご理解よろしくお願いします。
・カードは新旧混ざると判別可能ですので、不透明スリーブをご使用ください。
・判別可能なスリーブやカードに関しては、比較的厳しい対応を行います。予め判別ができない状態で臨まれるようお願いします。
・本大会はみんなでMTGを楽しむためのものです。イカサマ等に対しては厳しい対応を致します。
・筆記用具は必須です。各自で準備して下さい。
・会場内は禁煙です。喫煙される方は、指定の場所での喫煙をお願いします。
・貴重品の管理は自己責任でお願いします。
・慣れない大会主催ですので何かと不備があるかと思います。ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、よろしくお願いします。
既に通算6回目のOCC。
ベスト8入賞回数ばかり増やしてもしょうがないので、いい加減優勝したい(勝ちたがり)
今回から大会形式が変更され、予選スタンダード5回戦+ドラフトSE3回戦に。

参加者は前回からちょい増えて23名。(R2から24名に)
変更の甲斐あってなのか、初参加者が増えていました。
張り切っていってみよう。


【戦績】

・スタンダードラウンド

使用デッキはいつものジェスカイコントロール。


R1 青白コントロール(ショウノさん) ×-×

前日の別府ショーダウンでもあたっていて、その際は都合のいい勝ち方をしてしまっていたので正直いやな予感がした。

G1 後手。ショウノさんは1マリから。こっちは除去がちょっと多いのが目立つもののマリガンするほではないとキープするも、不要牌露骨に引き続けてミゼットまでつながらず≪運命のきずな≫ループに入ったとこで投了。

G2 先手。≪軍勢の戦親分≫で押し込みにかかるが、≪浄化の輝き≫で流される。こちらのアド源をツモれず≪パルン、ニヴ=ミゼット≫で強引に打開しにいくが、≪一瞬≫でテンポ取られて出しなおしたらまさかの≪ボーラスの手中≫で奪われる(一応昨日入ってるのは聞いてたけど)
ただまあ、かなりマナフラしてたのでスタックで≪発破≫撃てばなんか引くやろとX=3でぶっぱしてみたものの見事に土地4枚引いて死亡。


R2 ゴルガリミッドレンジ(ナリーさん) ×-○-○

参加人数が奇数ということで飛び入り参加する店長。
探険クリーチャーが少なくて、代わりに≪茨の副官≫の入ってるアグロ寄り。

G1  こっちの引きが芳しくなく、≪暗殺者の戦利品≫と≪秘宝探求者、ヴラスカ≫に≪封じ込め≫を割られて盤面押し込まれ負け。

G2 ≪つぶやく神秘家≫が生き残ってむちゃくちゃして勝ち。

G3 ナリーさんがマナスクして勝ち。


R3 ゴルガリミッドレンジ(クスモトさん) ×-○-○

いつものようにてっきりグリクシスをわふさんから借りてるのかと思ったのだが。
「あんまり勝ててない」と言われたので、よくよく数えてみたら戦績の残る大会では11戦8勝3敗でした(多分)。これが12戦目。

G1 後手。序盤から押し込まれ気味で、テフェリーにも即≪暗殺者の戦利品≫が飛んでくるなどアドの稼ぎ方がイマイチ。手札整わない間に≪殺戮の暴君≫でてきて≪轟音のクラリオン≫×2で強引に流すも返しで即≪採取≫されて負け。

G2 先手。お互いややマナスク気味スタートから、こっちが先に4マナに届いて≪再燃するフェニックス≫と≪つぶやく神秘家≫で押していく。≪破滅を囁くもの≫に空を止められるも、二体目のフェニックスで勝ち。

G3 クスモトさんがマナスク。フェニックス連打して勝ち。



R4 ゴルガリマドハンド(トトキさん) ○-○

G1 後手。ゴルガリカラーの土地から(また黒緑か)と思ったのも束の間初動≪若葉のドライアド≫だされて「!?」となるも≪光胞子のシャーマン≫がでてきてマドハンドを確信。が、そのままクロックがほとんどでてくることなくテフェリーで勝ち。

G2 後手。G1とほぼ同じ展開。相手のクロック細いうちに今度は≪再燃するフェニックス≫でがしがし殴って勝ち。


R5 ID

ちなみにID相手はアベさんだったので4連続ゴルガリになる予定でした。


3-1-1で予選は8位通過。
後手確定でドラフトラウンドへ。


●ピック方針&結果

卓の配置はこんな感じに。(敬称略)

1:俺⇒2:アサノ⇒3:じゅんぺい⇒4:塾長先生のお知り合い※⇒5:ショウノ⇒6:アベ⇒7:カワシマ⇒8:わふ


※DCIのログを辿ってもお名前がなかったので不明。聞いておけばよかったな



まず後手確定だったので、除去の強い黒絡みのギルドをやりたいなーというのが第一指針。理想はディミーア。イゼットは除去が重い上後手確定してると魅力半減だとおもっていたので避ける方向。(じゅんさんがやりたがるだろし)

そんな中期待の1パック目のレアは≪力の報奨≫。
緑絡みのギルド、というかセレズニアは基本負け組ギルドなのでやりたくない。
他候補求めてアンコモンに目を移すが≪薙ぎ払いの巨人≫や≪悪意ある妨害≫と非常に微妙なライン。コモンからディミーアにいくには≪致命的な訪問≫≪巧みな叩き伏せ≫や≪霧から見張るもの≫くらいからだと考えていたがそれらもなく。単純にパックが弱い。
≪死の重み≫や≪雇われた毒殺者≫レベルのカードから黒を始めるのと、≪力の報奨≫を流すのはリスクリターンがつりあっていないと感じたのでやむなく1-1はレアピック。

1-2でまず目に飛び込んできたのは≪希望の夜明け≫。上家のわふさんがボロスを決めうつであろうことは知っていたので、何かしらレアは流れてくるだろうと踏んでいたが、よりによって一番やりたくない色で普通に強力なボムレアとは。
これはかなり弱った。これをピックすると、最もやりたくないセレズニア方面に走ることが確定してしまう。≪巧みな叩き伏せ≫や≪闇刃の工作員≫があるのでここからディミーアをはじめることはできるが、≪希望の夜明け≫はディミーアにとって致命的なカードなので流すことができない。しかし、わふさんがボロスを決めうっていると仮定すると白いカードの流れが悪くなることは確実。完全に板ばさみである。
ここもリスクリターンで考えたが、結局ある程度最初の方針である「黒ベース」に「負け組である緑のギルド」という妥協を加えこれを「レアのパワーで底上げする」形で多色ゴルガリを目指す方向へ転換。1-2は≪希望の夜明け≫をピック。


これを皮肉に後押しする形で1-3では≪納骨堂のトロール≫というレア3連ピックに続き、1-4で≪迂回路≫とゴルガリ多色向けのピックが続く。≪切断された糸≫や緑がらみのギルド門も3枚確保。ただし生物の流れはあまりよくはなく、選んだ色のせいもあってちょっと冷や汗モノの一周目。



2-1のレアは≪遁走する蒸気族≫。これはスルーして≪樹木園の精霊≫をピック。2-2は≪管区の案内人≫でマナベースを強化、2-3は除去がなくてしぶしぶの≪乗馬兵の飛行≫。デカブツが集まるのは悪いことではないのだが・・・。
除去としては2-6≪地底街の手中≫や2-8≪押しつぶす梢≫等弱いところしか手に入らず微妙。一応≪死の重み≫はゲットしたが、クリーチャーの質が悪くマナカーブも2マナ域と4マナ域がまるで埋まっていない。後でわかったものの、隣のアサダさんとギルド被りしているという実は最悪の2周目だった。
除去と2-4マナ域を求めて3周目へ。


3-1のレアは≪湿った墓≫。これはまあスルー、2枚目の≪管区の案内人≫をピック。3-2はわふさんが流してくれた≪暗殺者の戦利品≫。ナイフを探してたら大砲を渡された気分になった。3-3≪優しいインドリク≫、3-4≪よろめく根茎≫とギリギリのラインでデッキを仕上げていくが結局最後までマナカーブを埋める2マナ域が手に入らず、初動の遅いデッキになってかえって押し込みには弱くなってしまった。
卓内に結局青は2人しかいなかったので、青やっていればかなり強いデッキができた・・・というのは結果論でしかないと思う。
1-2時点での考え方は間違ってなかったと思うんだが、セレズニアに振り切ったピックができないのはわかっていたのだから≪希望の夜明け≫をカット気味にとって1-3からトロールをとらずにディミーアを目指しなおすか、≪ギルドパクトの大剣≫と≪ギルド会談≫がじゃんじゃん流れていたのを見てから5色門を目指すのが正着だったか。なまじゴルガリ目指すのを決めたとたんにトロールが流れてきたので他の可能性を考慮できなかった。


卓内のデッキ分布はこんなかんじに。


1:ゴルガリt白
2:ゴルガリ
3:イゼット(最強)
4:ボロス
5:セレズニア
6:ボロス
7:ディミーア
8:ボロス


うーん卓が白い。


【戦績】

SE1 ボロス(わふさん) ○-×-○

案の定である。

G1 後手。わふさんは≪ボロスの挑戦者≫からの好発進も、土地3でストップ。こっちがタフ4並べてに地上止まってグダつき、≪希望の夜明け≫で場をごまかす。≪議事会の裁き≫で飛ばされるも、最後は≪力の報奨≫で押し込み勝ち。

G2 後手。G1と似たような展開からこっちのタフ4軍団がリングとなべで除去されて押し込まれ、こっちがマナフラで死亡。

G3 先手。≪夜の子≫≪ケンタウロスの仲裁者≫で初速を落として壁を並べだらだら。≪張り出し櫓のコウモリ≫で上からしばき、わふさんが息切れしたころに除去連打で勝ち。


SE2 ボロス ○-○

またぁ?

G1 後手。≪松明の急使≫スタートで(やばいか?)となるもその後のクロックが細すぎて勝ち。

G2 後手。≪癒し手の鷹≫スタートでやばいか?)となるも(ry


SE3 最強のイゼット(じゅんさん) ×-×

なんかのらりくらり決勝まできちゃったよ。

じゅんさん「俺の勝ちでいいよね?」
俺「え?スプリットは?」
じゅんさん「しねえよ、デッキ強いし」
俺(デッキ強ぎてなんかこの人キャラ変わってない???)



G1 瞬☆殺

G2 除去を固め引いていたので割とゲームになった。じゅんさんの盤面を更地まで追い込むも、≪納骨堂のトロール≫へのバウンスのせいで一手遅れて≪音波攻撃≫の射程にはいってしまい、≪力の報奨≫抱えてはいるものの1点足りず負け。


【結果】

準優勝


はい、二回目です。シルバーコレクターになりたいわけじゃねえんだよ!
ラヴニカのギルドを15パックもらって終了。
なんだかなあ。


主催のカワシマさん含め、参加者の皆様並びにカードプレイス大分店様お疲れ様&ありがとうございました!


また次回。

いってきました。
多分大分からだと一番遠い地で開催される紙の祭典。本戦はスタンのみ。
新幹線乗り継ぐか、福岡から飛行機で飛ぶか、東京へ飛んで新幹線かという選択肢しかないのはどうなんだ(宿泊交通費往復込五万也)

日本選手権の反省も活かし今回は月曜日に帰宅するように休みを調整。
翌日死んじゃう。


往路は前回同様、夜行バスで仕事終わりに関西まで直行の後新幹線で静岡へ向かうプラン。寝てる間に移動できる点が優秀ですが、強行軍なのでお勧めはしません。


1byeがあるので、8:30頃に静岡に到着し先にホテルへ。
宿泊場所とるの出遅れて駅から離れるのも覚悟してたんですが、3人部屋で探すと割とあっさり会場近くでヒット。やっぱ大部屋で取るのが板の模様。
ちなみに今回はいーさん&ハマダさんと同泊。癖がないメンツなので安心な三日間ですね(?)

さらっとシャワーを浴びた後ぼちぼちツインメッセへ。
レガシーGP併催ということもあって外人の割合多目でかつ行きかう人の人数もえらいこっちゃ。
なつかしのメンツにも軽くあいさつして、いよいよスタンダード本戦へ。
使用デッキはやはり初志貫徹のジェスカイコントロール。


5 クリーチャー

3 つぶやく神秘家
2 パルン、ニヴ=ミゼット

30 呪文

2 選択
2 中略
2 稲妻の一撃
2 活力回復
1 軽蔑的な一撃
1 裁きの一撃
4 悪意ある妨害
4 薬術師の眼識
2 残骸の漂着
3 轟音のクラリオン
3 封じ込め
1 アズカンタの探索
3 ドミナリアの英雄、テフェリー

25 土地

5 島
4 断崖の避難所
4 氷河の城砦
4 聖なる鋳造所
4 蒸気孔
4 硫黄の滝

15 サイドボード

3 軍勢の戦親分
3 再燃するフェニックス
1 黎明をもたらす者ライラ
2 否認
1 発展 // 発破
1 神聖の発動
1 絶滅の星
2 イクサランの束縛
1 魔術遠眼鏡


特に語るところはありません、環境初期に明言したとおり≪つぶやく神秘家≫に信頼を置いた形のジェスカイコントロールです。基本的な要点は以前の解説記事をどうぞ。

メタゲーム想定としては当然ゴルガリとジェスカイがトップメタ、次点でイゼットドレイク系のスペルデッキ。ゴルガリ増加を意識したボロスアグロあたりがtier2まで上がってくると予想。
赤単やセレズニアトークンはデッキ構成上基本的に不利ではないのでほぼ無視、微不利なゴルガリ、ほぼトントンなイゼット、微有利なボロスを重点的に意識しました。≪悪意ある妨害≫≪薬術師の眼識≫をフル投入しミッドレンジ・コントロールへの耐性を高めるところからスタート。

上記のどのデッキに対しても「終盤捲りにいく時に微妙にライフがもたない」シーンがあることを感じていたので今回は保険として≪活力回復≫を採用、≪選択≫と枠を折半していますがこれに関しては失敗だったかもしれません。

ゴルガリ意識のサイドボードとして≪再燃するフェニックス≫を多めに採用しました。ゴルガリ側の回答が限られているので、4枚目の採用もアリかも。
他方ゴルガリ側のサイドボードに≪打ち壊すブロントドン≫と≪破滅を囁くもの≫が採用されるようになっていたので、除去の選択は前日まで結構迷いましたがここも初志貫徹に。丸くいくなら≪溶岩コイル≫を採用しておくのが一番受けが広かったと思います。

≪封じ込め≫はボロス・イゼットの双方に有効でいまやジェスカイの鉄板ですが、ミラーも想定し4枚目の枠は≪裁きの一撃≫に譲っています。

≪アズカンタの探索≫はミラー以外でほしいマッチアップがないのですが、ミラーで置かれてしまうときついので1枚だけ採用。よくサイドアウトします。

あとはやるだけ。
1日目は本戦スイス8回戦、張り切っていってみよう。


【戦績】

先に言っておきますが、サイコロ全部負けてて全部後手です。


R1 BYE


R2 イゼットスペル ○-○ 

外人さんでした。
こちらがあまりにも適当な英語で応対すると「お、おう」みたいなリアクションとられて赤っ恥かきました。

G1 後手。果敢に≪孤光のフェニックス≫を復活させてくるものの、全部≪封じ込め≫てテフェリー奥義で勝ち。テフェリーガン無視で本体ボコボコ殴ってきたけど≪苦悩火≫でもあったんかな。

G2 ≪魔術遠眼鏡≫でハンドにクロックがなくキャントリップとカウンターだらけなことを確認して、≪火想者の研究≫を封じる立ち上がり。

俺「≪Sorcerous Spyglass≫(ネイティブ)」
相手「Sure(ハンド見せてくれる)」
俺「Thanks.(ここで≪火想者の研究≫の英語名をド忘れして言葉に詰まる)」
相手「?Which card?」
俺「あー、なんとかreserch...(リサーチだけネイティブ)」
相手「≪Firemind’s Research≫?」
俺「そうそれ!!!」


結局土地伸ばして≪つぶやく神秘家≫にカウンター使ってもらい、テフェリー通して勝ち。


R3 ゴルガリミッドレンジ ○-○


G1 後手。マナクリ絡めた探険生物連打を耐えてから5T目の≪轟音のクラリオン≫で流し、返しの≪ビビアン・リード≫は≪中略≫。テフェリーを立てて≪殺戮の暴君≫にも≪残骸の漂着≫を合わせるほぼ完璧なゲームメイク。ミゼットを出したところでお相手投了。

G2 後手。4T目から≪再燃するフェニックス≫連打作戦。≪ヴラスカの侮辱≫も飛んでこず、≪殺戮の暴君≫とにらみ合いに。≪ウルザの後継、カーン≫で侮辱めくれるも、フェニックスのダブパンで出落ち。当然漂着は構えているので相手は殴れない。
トップされた≪強迫≫はカウンターして、≪発破≫で強引に土地を引き込み≪絶滅の星≫で強引に一掃して突破。サイドカードがよく引けていてうまく機能してくれた。


R4 ゴルガリミッドレンジ ○-×-×

G1 後手。お相手の展開が鈍く、こっちの≪つぶやく神秘家≫連打の処理に必死に≪貪欲なチュパカブラ≫を連打してくる形になって攻守の立場が逆転のおせおせに。ハンドが少なくなったのを見計らってミゼット。暴君で対抗してくるも、ミゼットが生き残っている時点でほぼ決着したようなもの。後は墓地の≪薬術師の眼識≫を連打して勝ち。

G2 後手。≪強迫≫連打からの暴君、≪再燃するフェニックス≫にも即侮辱が飛んでくるなどいいとこなしで負け。これは仕方がない。

G3  先手。土地3枚+キャントリップでキープするもM10ランドを固め引き土地4ストップで負け。これはしゃーないというか、デッキ構造上のリスクなので土地25枚デッキを選んだ自分の落ち度。受け入れるしかない。


R5 赤単(ケルドレッド) ○-○


僕の卓に限らず1敗ラインにはおそらくゴルガリ&ジェスカイに殺されたであろう赤単やボロスが多く座っていた。アグロは今期やはり厳しそうだなという印象。

G1 後手。≪ヴィーアシーノの紅蓮術師≫連打に押されてライフ4まで詰まってからの≪残骸の漂着≫⇒≪つぶやく神秘家≫で盤面こそ掌握するも、ハンドを使い切ってからの≪ケルドの炎≫でほぼ負けを確信。しゃーなくターン返してⅡ章を迎えるとお相手は沈黙のGO。
「なんだ?火力貯めてんのか?」と首を傾げつつもこっちはカウンターもハンドもないのでミゼットぶっぱでGO。
返しのお相手は苦悶の表情で≪ゴブリンの鎖回し≫、Ⅲ章効果でライフ1になるもやはりお相手は苦悶のGO。
まさかとは思ったが返しのこちらのトップは≪轟音のクラリオン≫、絆魂+3点モードでキャストするとお相手のハンドからはため息とともに≪山≫が3枚零れ落ちたのであった。
近藤WIN!

G2 ≪宝物の地図≫スタートから≪遁走する蒸気族≫にペチペチされるも、我慢我慢で5T目まで耐えて≪轟音のクラリオン≫で盤面掌握、返しの地図を変身させつつの≪再燃するフェニックス≫も≪中略≫で宝物を使い切ってもらい制空権も≪つぶやく神秘家≫で確保。
ライフ10から一気にゲームを引き伸ばしてだらだら。≪苦悩火≫だけが恐かったが、最後はやはりテフェリーがものを言う。デッキの半分以上を引いて勝ち。



R6 ジェスカイドレイク ×-○-×

最初はミラーかと思った。顔で。
イゼットドレイクにタッチ白でクラリオンとテフェリー、そして減ったクロックは≪潜水≫で守るというタイプ。


G1 後手。除去引きに恵まれず、序盤から攻めてくる≪孤光のフェニックス≫×2と≪奇怪なドレイク≫にライフ詰められ≪封じ込め≫を≪潜水≫に弾かれ負け。

G2 お相手マナスクで勝ち。

G3 大量のカウンターでクロックもドローも全部弾いて盤面掌握するまではよかったのだが、息切れしたお相手尻目にインサイトを4連打してもテフェリーもミゼットも引けずにただ土地をおくだけのターンが過ぎていく。結局先に相手のハンドが回復し、先にミゼットがでてきて≪イクサランの束縛≫を≪潜水≫で弾かれて負け。勝ち盤面からこういう負け方は応える。

4-2のがけっぷち。


R7 ゴルガリミッドレンジ ×-○-×

G1 後手。≪ラノワールのエルフ≫スタートで、≪真夜中の死神≫だけカウンターして耐えの5ターン。≪中略≫構えつつの≪轟音のクラリオン≫で盤面一掃するも、後手が祟って1マナ浮かせてケアされた≪ビビアン・リード≫にマウントとられる。
≪殺戮の暴君≫は≪残骸の漂着≫で対処するも、ビビアンが無限にトップから暴君を供給。連打されて負け。


G2 先手。お相手マリガン。≪森≫からのマナクリ連打プランをクラリオンで咎めてそのままマナスクで勝ち。

G3 後手、土地2キャントリップでキープするもやはり4枚目の土地を引けず負け。


【結果】

4-3初日没。
土地引きに恵まれない負け方が目立ちましたが、総合的にこのデッキのポテンシャルにリスキーな部分があったのが敗因という認識です。長いラウンドを戦う以上、安定感のある構築を重視すべきだったと思います。反省点はありますが、デッキ選択・サイドプランそのものに間違いはなかったと思いますし後悔はないです。
「下ブレ」というと言い訳がましいので使いませんが、もう少し頑張って初日抜けはしたかったなというところ。

失意。
ハマダさんとちょうせんは早々に目無し、いーさんも5-0から3連敗と大分勢は振るわず。悔しいのう。
この日は適当にスタン8構を荒らして24パックほどゲットして終了。(思ったよりカジュアルデッキばっかで申し訳なかった)
ちなみに、まんぷく太郎氏(であってたかな?)と遭遇して夕食をご一緒するというヒトコマも。



・12/2(日)

この日はやや早起きで8:30には会場へ向かう。
ハマダさんといーさんはダブルアップシールド(賞品のパックが2倍)へ。
俺は不完全燃焼なのでFinalsチャレンジへ参加。

スイスのみ5回戦で参加者は134名。人数的に全勝者のみが権利獲得できる厳しい戦いに。張り切っていってみよう。


【戦績】

R1 グリクシスミッドレンジ ○-○

ヤソコン。本戦でもそれなりの使用者がいたようですが2日目に残るのは厳しそうなポテンシャルだと思います。

G1 後手。こちらダブマリ。土地4ストップするも、お相手もこっちが土地引いた後のテフェリーケアで動きにくくこちらのマナスクを咎められない模様。
結局しっかり土地が伸び、テフェリーへの≪最古再誕≫をテフェリー連打で強引に突破しカウンター構えつつのミゼットで勝ち。

G2 後手。≪正気泥棒≫にはしっかり≪裁きの一撃≫で対応し、早いゲームに持ち込ませない。インサイトが来てくれずハンドがジリ貧になるも、ミゼットが全てを解決。≪最古最誕≫も≪再燃するフェニックス≫でケアしており、お相手が回答求めて≪破滅を囁くもの≫に10点を捧げて全てを墓地に落とす一方俺は返しでハンドゼロからテフェリー⇒≪イクサランの束縛≫と反則トップだけで勝ち。流石に申し訳なさ過ぎる。


R2 赤単 ○-○

それなりに自信を持って有利といってもいいのではないでしょうか。

G1 クラリオン⇒テフェリー⇒ミゼット。試合時間5分強。

G2 クラリオン⇒テフェリー⇒ミゼット。試合時間6分強。総計10分弱でマッチ終了。

俺の引きの噛み合い、お相手の投げっぷりがいいという要因もあったが、隣の卓の人が「えぇ・・・」とドン引く程度にしゅんころ。


R3 セレズニアトークン ○-×-○


多分有利。多分。

G1 クラリオンと≪残骸の漂着≫でマウントは取れるのだが≪軍団の上陸≫が変身して≪オラーズカの拱門≫で粘られてしまい仕留めるのに時間がかかった。
テフェリーと≪つぶやく神秘家≫が回りだしたのを見てようやく投了を引き出す。

G2 除去でキープしなかったのがたたり、序盤から≪協約の魂、イマーラ≫と≪ベナリア史≫に押し込まれる。漂着で流しにかかるも、伸びた土地からぽつぽつトークン生成されてテフェリーを定着させきれない。最後はラスゴ弾切れで負け。

G3 アズカンタ⇒≪悪意ある妨害≫で≪ベナリア史≫を弾く⇒≪つぶやく神秘家≫⇒テフェリーとほぼ完璧な回りを見せ、トークンが5体ほど出たところでお相手投了。


R4 ゴルガリミッドレンジ ×-○-×

G1 後手。ラノエルスタートからの≪翡翠光のレインジャー≫が≪真夜中の死神≫をめくって4/3でハードパンチしてくるスタート、クラリオンを撃たざるをえず、死神の3ドローを許し、案の定暴君連打に言わされて負け。

G2 先手。≪再燃するフェニックス≫連打で速攻。≪破滅を囁くもの≫で空を止めようとしくるが先手ならテフェリーのバウンスでテンポを奪える。制空権そのままに、暴君も≪つぶやく神秘家≫で足止めして勝ち。

G3 後手。土地3にキャントリップでキープするも、やはりマナスク。お相手はダブマリしていたが探険連打で強引に土地を伸ばしハンデスも絡めてストレート暴君。4枚目の土地を引いた頃には手遅れで負け。

どーしても大事なとこでマナスクしてしまう。これが俺のデッキのポテンシャルの限界?


R5 ID

4-0ラインが9人を超えていたので、僕に負けた人が片っ端からドロップしていたこともあり目無しIDで3-1-1フィニッシュ。
失意の16パックをゲット。
くそー。


不機嫌を隠せずにラーメン屋の屋台で飯を注文するとスミジンに似た顔の背の高い店員がやたら腰の低い応対でギョウザセットを薦めてきたので、なんとなくムカついて提案を蹴ってラーメンだけ食べた。ラーメンは旨かった。



続けてモダンのスイス3回戦大会に参加。
使用デッキはあんまアップデートしてない5C人間。

R1 アイアンワークス ○-○

お相手は中国人。

G1 ≪翻弄する魔道士≫×2で≪クラーク族の鉄工所≫と≪仕組まれた爆薬≫を指定してタコ殴り。

G2 G1と同様。≪黄鉄の呪文爆弾≫で対抗してくるも焼け石に水。≪幻影の像≫で無限の≪翻弄する魔道士≫が翻弄しまくって勝ち。


R2 サヒーリコンボ ○-○

相変わらずモダンは初見デッキと当たらないといけない決まりでもあるのか?

G1 先手。≪貴族の教主≫から2T目≪カマキリの乗り手≫で4点、3T目は≪サリアの副官≫×2で6点、4T目は≪反射魔道士≫でマナクリどかして11点。おかげで相手のデッキわからんかった。

G2 ≪帆凧の掠め盗り≫で≪崇拝≫を抜いて、≪守護フェリダー≫を見てようやくデッキを確認。≪群の祭壇≫とフェリダー×2であわやコンボ成立するところ、≪四肢切断≫をサイドインしておいたおかげで事なきを得る。≪地平線の梢≫のライフペイ絡めて瀕死にはなったものの≪反射魔道士≫がフェリダーをバウンスし続けて勝ち。


R3 バーン ○-○

パック欲しさにIDを申し込むも蹴られたのでやることに。

G1 後手。≪ゴブリンの先達≫スタート。こういうマッチに限って≪地平線の梢≫をよく引き、≪大歓楽の幻霊≫でライフ4まで詰められる。が、こっからお相手の引きが悪く土地と速攻クリーチャーのみ。バイアルから≪サリアの副官≫でタフ4の警戒軍団を形成し無理やり逆転。

G2 ゴブリンガイド、速槍、≪ボロスの魔除け≫と攻め立てられる立ち上がり。≪オーリオックのチャンピオン≫こそ≪流刑への道≫で飛ばされるが、≪罪の収集者≫で≪頭蓋割り≫を抜いて≪秋の騎士≫⇒≪幻影の像≫で8点ゲインしたところでお相手投了。


3-0で25パックをゲット、こういうときはまわらなくてもいいんだよ(怒)
昨日から合わせて2BOXいくかいかないか程度の回収。損得の問題ではないが。


色々と失意しつつ、少し離れた焼肉屋で大分勢惨敗残念会。
豚トロとわさびってあうんですね。


翌朝はいーさんと名古屋から帰宅するルートを取り、静岡名物さわやかハンバーグを楽しむなど満喫。
結果は惨敗でしたが、いつもどおり次に活かします。
次に活かしますと言わなくて済むようになりたいですね。


見ていろ静岡、地べた這いずりまわり泥水をすすることになっても来年また戻ってきてやる。
次くるときは日本選手権ですかね、ではまた次回。OCCでお会いしましょう。

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