【意見求ム】バントスピリット(モダン)について
2019年2月26日 デッキ考察(モダン)MF横浜へのエントリーを済ませ、モダンへの挑戦を始めてからそろそろ二週間になります。
調整中なのは手持ちのデッキである5C人間から派生するのが楽だった、という単純な理由で組んでみた「バントスピリット」。使用感覚も似てるかな程度であんまり深く考えずに使い始めましたが、思いのほか好感触なので現状では本戦でもこれを使おうかなと検討中。
とはいえ記録に残せる試合だけで約40マッチほどこなした程度で、まだまだデータ不足が否めない現状。いかんせんモダン文化が地元に根付いていないこともあり、同デッキの使用者に意見を請うことも難しく調整の方向性を定めることすら困難。ここんとこの武者修行(笑)の中で得たものをフィードバックして仕上げていってはいるのですが、客観性に欠けるぶん自信がないです。
「有利・不利」や「サイドボードプラン」についても非常にざっくりとした形でしか把握しておらずこの辺も不安要素。
そんなわけで今回も(?)有識者の意見を募る目的で調整中のレシピをさらしていきます。なにとぞよろしくお願いします。
『バントスピリット』
【土地21】
植物の聖域3
地平線の梢2
溢れかえる岸辺3
霧深い雨林2
吹きさらしの荒野3
魂の洞窟1
寺院の庭1
繁殖池1
神聖なる泉1
ムーアランドの憑依地1
島1
平地1
森1
【クリーチャー29】
貴族の教主4
霊廟の放浪者 4
無私の霊魂3
至高の幻影4
幻影の像3
呪文捕らえ4
ドラゴスコルの隊長4
極楽鳥1
拘留代理人2
【スペル 10】
霊気の薬瓶3
流刑への道3
集合した中隊4
【サイドボード15】
安らかなる眠り2
石のような静寂2
秋の騎士2
統一された意思2
徴税人2
聖トラフトの霊1
崇拝1
オーリオックのチャンピオン1
カドック・ティーグ1
悔恨する僧侶1
まあデッキの解説については多くの記事があるでしょうから必要ないと思います。≪極楽鳥≫採用して1マナ域12枚というのはちょっと古い型になるのかな?
おおざっぱな印象で言えば最初は「ちょっと丸くなって打点下がった人間デッキ」くらいにしか考えてなかったんですが、どっちかというと「流刑とカンパニー使えるマーフォーク」の方が近い気がしてきました。ETBクリーチャーでなくロードが打点の主体なせいですかね。人間と違ってETBよりもシステムクリーチャーが多く、打点が低くても飛行でクロックが刻みやすいので全体的にマイルドというか。そしてただただ≪集合した中隊≫が強い。ほんとこれにつきますね。
以下、採用/不採用カードについて個別に列挙。
・メインボードについて
①≪拘留代理人≫の採用
元々≪反射魔道士≫が収まっていたスロットですが、僕はこのデッキを回す当初より採用しています。新カードを試したいというのもありましたが、スポイラー当初から可能性を感じていたカードです。実際今では多くのバントスピリットのレシピで採用されていることが確認できますし、今後ますます定着すると思います。流石に生きてる≪拘留の宝球≫は伊達ではなく、万能です。特にドレッジやヴァイン等の≪信仰なきものあさり≫を使用する墓地利用デッキに対して有効な場面が多々あります。
≪反射魔道士≫とは有効な仮想的が異なるので単純比較するのは難しいですが、概ね≪拘留代理人≫の方が有用だと感じています。
元々人間と違って色マナに部族縛りはありませんし、5C人間を回していた頃から「インスタントタイミングの≪反射魔道士≫」にあまりバリューを感じていなかったこともありました。反射と違って、相手の除去から守ってやる必要性があるのは難点かもしれませんが≪無私の霊魂≫を筆頭にその手段に乏しいわけでもないので採用をためらうほどのデメリットではないように思います。
②≪鎖鳴らし≫のカット
大体ピンで採用されがちなカードですが、単体のバリューが明らかに低いのでサイドアウトしがちで、採用意図がよくわからず調整の過程で抜けていってしまいました。≪拘留代理人≫との兼ね合わせもあり≪無私の霊魂≫の増量用に枠を譲ってます。クロックを守る役割だけでいえば≪無私の霊魂≫の方が融通が効くイメージ。
瞬速+呪禁の奇襲性はどちらかというと相手の視点から見ての恐さのカードだと思ってまして、今のところ≪鎖鳴らし≫がいればなあというシーンにでくわしたことはないです。それもカンパニーorバイアル+≪ドラグスコルの隊長≫で補完できる範囲かなと。そもそも実感できるほど使い込む前に≪鎖鳴らし≫抜いてしまっているのでなんとも言えないといえばアレですが、「どうしても1枚は入れておかなくてはならないカード」には感じませんでした。
ただ、ミラーマッチにおいて起こりがちな≪霊廟の放浪者≫のサイズをめぐるやりとりで後出しじゃんけん式に優位に立てるカードなのでそこに関しては優秀だなという認識はもっています。(1敗)
③≪地平線の梢≫の枚数調整
一般的に3枚程度採用されますが、この土地から受けるダメージが敗因の一つになったことが多数。1枚ならともかく、2枚重ね引くと許容できないダメージ量になりがちでした。
もとより、カンパニーキャストの為に土地を伸ばしていく必要があるデッキなのでマナフラッドよりもマナスクリューの方に耐性がないデッキだと感じていて、更に≪ムーアランドの憑依地≫まで採用した上でこのダメージ量のリスクを負ってまでマナフラッドの緩和を求めるのはやや過剰に感じました。マナスクリューへの懸念からわざわざ≪極楽鳥≫まで採用しているわけですし。
上記のように人間よりも明らかにドロー目的で使用する頻度が低いので、1枚削ってフェッチランドに枠を譲っています。トロンや青白コンなどライフを攻めてこないマッチアップが頻発するならまた増やしたいとは思いますが。
・サイドボードについて
①≪スレイベンの守護者、サリア≫⇒≪徴税人≫に変更
対バーン・チェインコンボ・コントロールを中心に、ついでにトロンにも入れるといった具合でサイドインされるサリアをカット。
サイドインした試合のほぼ全てにおいてこちらの≪集合した中隊≫や≪統一された意思≫との噛み合わせで足を引っ張る要因になったシーンが目立ったのが気に食わなかったので。人間のようにパンプの種になるわけでもないのでキルターンも早くなりにくく、有体にいえばターゲットがぼんやりしているサイドカードに感じました。
やっぱサリアぐらい多少無茶なサイドしないと勝てないほどの相性差があるってことなんですかね。
サリアの枠は≪徴税人≫に挿げ替えています。
本来のターゲットであるバーン・チェインコンボへの枠にはなっていないので代替はできていませんが、代わりに対コントロールやミラーでより明確で効果的なカードだと思います。
バーン・チェインコンボ・トロンがきついならきついで、それぞれに対してよりクリティカルなサイドカードへ枠を割くほうが無難なのかなと。
まあ枠はほとんどないわけですが。
②≪聖トラフトの霊≫について
非クリーチャーデッキに対するイージーウィン要員という認識。
大抵はメインにも1枚挿しされますが、
・単純にメタ読みの観点から。メタ上位のデッキはクリーチャーデッキのほうが多く感じたので。
・メインデッキの3マナ域が重量オーバー気味かつ、3マナ域では唯一≪幻影の像≫とのシナジーが薄い(天使トークンをコピーする程度)
等の理由からサイド1枚に留めました。例によって青白コン・トロン・バーン相手などにサイドインするわけですが、これは元々メインボードのカードがメタによってサイドを行き来しているだけなのであまり特筆するほどのカードではないかも。
個人的に気になってるのはこれくらいでしょうか。
MF横浜まで単純に調整期間が短いので、適切なシェイプアップができるかどうかが非常に不安です。ご意見お待ちしてます。
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