今年から復活の招待制大会、Finalsに参加してきました。
幸いにしてまあまあの成績を残すことができたので、記憶鮮明なうちにレポをば。

【使用デッキ】
青白サイクリング
(レシピ:http://coverage.mtg-jp.com/finals17/decklist/030072/


【解説】
ワールドカップのチーム構築での活躍以来、ちびちびと使用者の増え始めていた青白コントロール。
《アズカンタの探索》によるアドバンテージの確保、《薫蒸》+《残骸の漂着》によるクリーチャーヘイト構成なのは従来の《副陽の接近》型コントロールと同様ですが《ドレイクの安息地》《見捨てられた石棺》のためにサイクリングシナジーを重視している点で大きく異なります。

純正の青白副陽コントロールの課題であった


・「軽量除去の不足」
・「ライフゲイン手段の不足」
・「フィニッシュ手段が対処されやすい」

といった部分に対して

・《新たな信仰》を4枚搭載することで序盤のダメージレースを誤魔化し、サイクリグシナジーを取り入れる
・エンチャント及びそこから生成される飛行トークンという対処されにくいフィニッシュ手段


という形で解決を図ったこのデッキですが、今回はワールドカップのレシピとは些か異なるチューンを施して持ち込んでいます。
実際にデッキを回しての感想を交えつつ、以下に羅列。

・《副陽の接近》とのハイブリッド
対処されにくい《ドレイクの安息地》ですが、単純に勝つまでに非常に長い時間がかかってしまいます。また、サイクリングシナジーを優先してカードを採用している都合上単体のカードパワーが非常に低くデッキの地力が下がってしまっているため、何かしらわかりやすいフィニッシュ手段が必要ではということで《副陽の接近》を搭載しました。
土地24枚に対して7マナのカードはかなり重たいですが、サイクリングを繰り返すデッキの性質上マナフラッドに陥る場面のほうが多いためキャストそのものはそこまで苦しくはありません。


・《相殺の風》の採用枚数
先ほども少し触れていますが、サイクリングのついているカードは多くが単体でのカードパワーで同コスト帯のカードに劣ります。
《相殺の風》はその最たる例で、終盤はほぼ確定カウンターとして機能してくれますが浅いターンに引いた際にはまず間違いなくサイクリングすることになります。サイクリングシナジーを優先している結果、ハードカウンターをメインボードに搭載できなくなっているのです。

ワールドカップのリストでは3↑が多かったようですが、私はこのカードパワーの低さがいかんともしがたく、かつ《見捨てられた石棺》による水増しも考慮し2枚にとどめています。

・サイドボードの《奔流の機械巨人》
ワールドカップのリストでは追加の勝ち筋として複数枚採用されていた青巨人ですが、上述の通り既にメインボードに勝ち筋を2本用意したため枚数をとっていません。
多くの場合、コントロール同系マッチアップでのサイドイン枠です。

実際のところ、0枚でもいいのかなと思うことは多かったのですが《残骸の漂着》や貴重なハードカウンターである《否認》《ジェイスの敗北》の水増し等、アドバンテージ獲得とフィニッシャーの役割を同時にこなせる替えの効かないカードということで1枚のみ残しました。
このあたりの是非は好みの分かれるところかと思います。

デッキ完成までの過程においては、地元大分のプレイヤー(特にPPTQ前後でアドバイスを頂いたさっしーさん・O村さん・アリさん)から頂いたアドバイスが大きな力となっていることについてここにお礼を申し上げます。

その他何か書きたいこと増えたら追記するかも知れません。


そんなわけで、秋葉原UDXにて参加者187名だっけ?
スイス8回戦+SE3回戦、はりきっていってみましょう。

【戦績】

R1 ティムール ○-×-△

比較的普通のティムール・・・だと思ったのだが何故か《稲妻の一撃》が入っていてこれのせいでかなりダメージ計算がシビアになってしまった。

G1 何度もラスを撃って盤面握るもののフィニッシュ引かず。やっと副陽引いて撃ったらあと20分・・・。

G2 《呪文貫き》に《否認》ときっちり要所カウンターされて負け。

G3 《ドレイクの安息地》で早々に決めにかかるもののサイクリングカードが続かず。《薫蒸》で流さざるを得ずに引き分け。


R2 青白王神 ○-○

《復元》型のギフト。要所のキーカードに対処しやすくドブン以外では速度も出ないので、基本的には有利なマッチアップ。

G1 お相手の墓地の肥え方がいまいち。ゲーム終盤には《王神の贈り物》が動き始めるが、打ち所のなくて腐ってた《残骸の漂着》をガンガン投げて最後は副陽。

G2 お相手1マリガン。墓地肥やしもドローソースも引けていないようだったので、トップされた《機知の勇者》を《暗記+記憶》で遅らせて副陽で勝ち。



R3 4cティムール ○-○

ヴラスカ入りの重めの4c。

G1 都合5回ほどラスを撃って盤面こそ握るものの、《秘法探求者、ヴラスカ》から《排斥》しておいた《反逆の先導者、チャンドラ》を取り返されてピンチ。
ドレイクトークンと《見捨てられた石棺》に対処してもらってる間に副陽間に合って勝ち。

G2 お相手が1マリガンからマナスク。副陽で勝ち。


R4 ティムール ×-×

G1 先手取られて《牙長獣の仔》で殴られるパターン。ラスを引けず、《ドレイクの安息地》でごまかすが除去二枚もたれててブロックさせてもらえず負け。

G2 《呪文貫き》と《否認》でこっちの《ジェイスの敗北》ごとラスカウンターされて負け。やはり二枚もたれるときつい。

負けて2-1-1に。後がない。


R5 エスパーサイクリング ○-○

まさかのさっしー邸で自分が持ち込んでぼこぼこに否定されたデッキとご対面。

G1 《ドレイクの安息地》を《イクサランの束縛》されるも、ハードカウンターがないのは知っているので土地が充分に伸びきってからの副陽で勝ち。

G2 またもドレイクヘイブンが束縛される。スタックで出したトークン2体でちまちま削り、最後はこっちの《威厳あるカラカル》とのダメージレースになって勝ち。


R6 青黒コントロール(のそのさん) ○-×-○

ここにきて九州勢同士のコントロールミラー対決。
前回はジェスカイ副陽で挑んで負けているのでリベンジマッチ。

G1 お相手のハンドに除去が固まりまくってたようで後半は色々素通しに。副陽も通って勝ち。

G2 なんでもかんでもカウンターされて負け。

G3 お互いにリソースを使い果たして、《アズカンタの探索》をめぐる攻防に。こちらのアズカンタが《豪華の王、ゴンティ》に奪われ残りの二枚も《廃墟の地》に割られてしまい一気にピンチ。
一度副陽を唱えておいたおかげで、二枚目警戒されてたので《ドレイクの安息地》を置くことに成功しここからはゴンティ・青巨人とこちらのドレイクトークンで壮絶なダメージレースへ突入。
最後は相手の《強迫》のおかげででてきてくれたドレイクトークンが決定打となり勝利。
エクストラターン4T目まで使った過酷なトップデッキ勝負だった。


R7 青黒コントロール ○-○



G1 お相手ランド詰まり気味。《見捨てられた石棺》通ったところで投了。

G2 お相手土地二枚でストップ。《ドレイクの安息地》通ったところで投了。


R8 青赤工匠 ○-○

IDする意味はなさそうということで普通にガチる。
お相手はプロツアー『破滅の刻』TOP8の倉田氏。

G1 デッキの存在自体はリストなどを見て認知しているが、いかんせん動きまではよくわからない。「根本はクリーチャーデッキでしょう!」と開き直り、あるかもわからない《金属の叱責》をケアしつつ動いてラス連打。
副陽で勝ち。

G2 G1でさんざん《つむじ風の巨匠》を出し入れして悪さをしてくれた《抽出機構》を《イクサランの束縛》することに成功。
そこからはお相手の動きも鈍いなーと思ってたら《新緑の機械巨人》飛び出してくるわ、《発明博覧会》から《王神の贈り物》サーチされるわでとんでもないびっくりドッキリが次々湧いてくる。

さすがにギフトはゲロ吐きそうなほど辛くて、11点クロックを食らって死を覚悟するも返しのトップから《残骸の漂着》降ってきてどしゃくり。
盤面立て直される前に副陽で勝ち。



【結果】
6-1-1(9位)

19点台は3人いて、オポがビリだったためTOP8には残れず。
賞金3万円にてフィニッシュ。

来年もあるということなので、ぜひ参加したいですね。
今度こそTOP8を目指して!


コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索