イクサラン カードプレビュー雑感
2017年8月31日 Magic: The Gathering新セット「イクサラン」は9/29(金)発売!!!
いつもの販促、いつもの雑感。
気になったカードだけ雑にいきます。
どうでもいいけど、「リークされちまったからいっそ見せたるわ!!がはは!!」っていうストロングスタイルは結構好き。
・《穢れを灰に》
一見わかりにくいが、要するに「墓地の呪文を唱える」・「墓地の起動型能力」を封印するエンチャント。おまけで生物が死ぬたびにゲインする。
スタンダードでの主なターゲットは《奔流の機械巨人》と《機知の勇者》くらいで、意外と的は少なかったりする。
現状の墓地利用代表格である《王神の贈り物》・《スカラベの神》には効かないのがネック。開発の想定ではもうちょっと永遠というキーワードは強い能力だったのかもしれない。そんな一枚。
・《覚醒の太陽の神官》
1マナ1/1。アップキープにハンドの恐竜を公開することで2点ゲイン、5マナと自身のサクリファイスで恐竜をサーチ。
「ハンドから公開」というコストは基本的に安く、さらに全体的に重めな恐竜達のサポートカードにゲインがついているのはうれしい。二体並んだ日には赤単がゲロ。
サーチ能力が重いもののとりあえず手札の恐竜が尽きるまでゲインして、弾が尽きたらチャンプしつつ別の恐竜を引っ張ってくることができるので、白基調の恐竜デッキには割とすんなり入りそうな感じだが。
・《薄暮の使徒、マーブレイン・フェイン》
3マナ2/2レジェンダリの吸血鬼。名前が長い。
自身を含む非トークンの吸血鬼が殴ると1/1絆魂のトークンを出す。書いてることは割と強いが自身のスタッツが貧弱なので、普通に殴ると相打ち上等で普通にトークン出しただけで死にそう。
吸血鬼が並んだところにこいつを出してブワーッと絆魂並べる運用になりそう。
それが強いのかどうかは環境によるところ。
まあ、それなりに期待。
・《残骸の漂着》
攻撃中のクリーチャーを全員《流刑への道》に処するレンジストライク。
単体除去に使うには大振り、かといってアドを取ろうとまとめて流すとそれなりの数の土地をプレゼントするので、気軽には使いにくい。
ならば自分を対象にランパンしようにも結構なディスアド。リミテではボム足りえそうだがさすがに構築は厳しそう。基本土地をしこたま積んでるデッキなんて単色デッキかコントロールくらいなものなので、開き直って連打するくらいの勢いでガン積みするのもいいかも知れない。
スタンではとりあえず《エイブンの思考検閲者》と一緒に使うことでデメリットを軽減できる。この二枚を一緒に使うデッキを作れるかというとそれは知らないが。
・《トカートリの義杖兵》
2マナ1/3、《倦怠の宝珠》内臓のヘイトベア。生物のCIPが誘発しなくなる。
スタンダードでの主なターゲットは機械巨人サイクルと《機知の勇者》くらいで・・・ってこれなんかさっきも書いたような???
ティムール、というよりかエネルギーに関する能力を持ったクリーチャーは多くがCIPでエネルギーを調達するので、その妨害にも使える。根本的な対策にはならないが。
が、何よりも問題なのは能力の刺さり具合ではなく1/3というえらくケツでっかちで攻めっ気のないステータス。この手のクリーチャーは倒すのに難儀するとか対処を強いれるのが強みなのに、こいつ単体でのプレッシャーに欠ける。
3/1とは言わないのでせめて熊であって欲しかった。
スタンでヘイトベアを組みたい人はどうぞ。
・《夢呼びのセイレーン》
4マナ3/3瞬速飛行の海賊。他の海賊をコントロールしているとCIPで土地でないパーマネントを2つタップ。
青のクリーチャーとは思えない充実のスタッツ。4マナフラッシュフライングなら2/2か2/3くらいが相場な気もするが、飛行しかブロックできないデメリットをステータスに振っているらしい。こういうクリーチャーはブロックに回ることはないので殆ど気にならないデメリットだが。
能力のほうも普通に自身を連打してるだけでテンポを奪える優秀な能力。
アヴァシンも《呪文捕らえ》も落ちるけど、フラッシュデッキは組めませんかねぇ。
・《川の叱責》
6マナのソーサリー。相手のノンランドパーマネントを全てバウンス。
《サイクロンの裂け目》の超過をソーサリーにしたら1マナ安くなった。
いくらバウンスとはいえ、さすがに一方的なラスとなるとそれなりに強い。
例によってPWも機体もまとめて流せるのが強み・・・なのだが、普通にPWごと墓地送りにしてくれる《破滅の刻》や《啓示の刻》を押しのけてまで採用したいかと言われると微妙なライン。
《岸の飲み込み》がローテ落ちするので、それでも青単を組みたいあなたに。
・《狡猾な漂流者、ジェイス》
イラストが衝撃的な3マナジェイス。通称「乳首ジェイス」。
初期忠誠度3。
+1は自軍クリーチャーにサボタージュでのルーター能力を与える。割とアグレッシブ。
-2は《幻影の熊》相当のトークン生成。トークンに除去を向ける場面は殆どないので、あってないようなデメリット。
-5で新ルールを活かした自身の分身。ジェイスが無限に増えていく。
イラストといいルール変更を活かした挙動といい、トークンをだしたりと非常にいつものらしからぬジェイス。ボーラスに負けてイメチェン?
単体だとマイナスしてからプラスすることになるカードの上、マイナスも連打できないのでやはりビートダウンに組み込むことになりそう。
しかし立ちはだかる青のダブルシンボル。強く運用するには《キランの真意号》
が必須に思えてならないのだが、果たして。
・《深海艦隊の船長》
2マナ2/1、威迫。他の非トークンの海賊がいる状態で殴り、2マナ払うと2/2威迫の海賊トークンが出る。最近の生物インフレに慣れてると、「トークン出すのにマナ払わなくてもよくね?」なんて気も一瞬してしまうが冷静に考えて恐ろしく強すぎるので普通にマナを払うらしい。出てくるトークンも本人も威迫持ってるのがやばい。1マナの優秀なウィニー海賊が出るといいね。
・《富の享楽》
今回の特殊勝利エンチャ枠。
相手の生物が死ぬたびに宝物トークンを出し、このトークンを10個以上コントロールしている状態でアップキープを迎えると勝利する。
《面晶体の連結》に《機械化製法》といい、最近はエクゾディア的な「集めて勝つ」特殊勝利が増えたね。
このテのエンチャでは珍しく、重ね張りする意義があるので一応これを複数置いて全体除去撃てば普通に勝てそうな気もする。そう考えると意外といけそう。
が、悲しいかなさすがに5マナと重かった。
宝物トークンはこのカード以外にも出す方法があるし、このトークン自身もマナ加速の役割を持つのできちんと練りこめばそれなりいけそうとは思う。
割と現実味のある電波。
・《遺跡の略奪者》
3マナ3/2。
ボブもどきシリーズはこれで何代目でしょうか?
今回は強襲達成で本家を再現する。
攻撃してから第二メインに出すことで、すぐに能力が使えるのでそれなりには強そう。
カードの比較対象として合ってるかと言われると微妙だが、《ならず者の生成屋》と比較すると何か悲しくなる。
・《ヴラスカの侮辱》
今回の黒のレア除去枠。
《英雄の破滅》の亜種。PWか生物への単体除去に2点のゲインつき。インスタント(超重要)
「はいはい、またPW除去はソーサリーね・・・」と思ったら普通にインスタントでした。
黒ダブルシンボルに4マナと本家より重いが、破壊が追放にすげかわり、ゲイン付になったと考えると結構なパフォーマンス。青巨人で使いまわしてくれといっているような性能。構築でもよく見かけることになるでしょう。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が落ちるタイミングでこれを入れてくるのは悪意を感じる。
・《灼熱の太陽の化身》
6マナ6/6、CIPで上陸を達成した《焼尽の猛火》。
名前がやたらかっこいい恐竜。
赤トリプル6マナでCIP火力だけというのはフィニッシャーの性能としては物足りない感が否めない。もう一声欲しかった。名前はかっこいいのに。
・《風雲船長ラネリー》
3マナ3/2速攻、殴ると宝物トークンを出す伝説の海賊。
宝物をサクるたびにパンプアップもする。
出たターンすぐにマナ加速しつつパワー3で殴れるというのは優秀で、次ターンの4・5マナ圏への風通しをよくできるマナカーブの上でも仕事をするナイスガイ。
後半に引いてきても宝物があまっていればパワーに注ぎ込めるので悪くない。
普通に赤単に入りそう。
・《太陽鳥の祈祷》
今回の赤の面白エンチャ枠。
ややこしいテキストだが、要はマナコストが大きければ大きいほどヒット率があがる擬似的な続唱。
書いてることはクレイジーだが、とりあえず何か唱えるたびにおまけがつく(かもしれない)のでアドバンテージの面ではそれなりに堅実だったりする。
が、肝心のこのエンチャ自身が6マナと悠長どころの騒ぎではないので、やはり電波エンチャに終わってしまうのではなかろうか。ジョニー達の熱意に期待しよう。
・《殺戮の暴君》
絶 対 に 許 さ な い か ら な
6マナ7/6、呪禁・トランプルで打ち消し不可。
青巨人との相打ちすら許さないあたり、これを刷った奴はコントロールに親兄弟親戚を皆殺しにされたようだ。
真面目な話、6マナとは思えないとんでもないマナレシオをしているので6マナまで伸びる緑のデッキならは普通に採用できそうなのが恐ろしい。
・《老樹林のドライアド》
1マナ3/3という破格のスペックを持つが、CIPで相手がランパンする。
逆《はぐれ象》。
自身のリソースを失う本家と違って相手に恩恵を与えるカードなのでデメリットをコントロールしにくく、扱いにくい。このデメリットをステータスに変換してビートダウンするカードなのに、相手に猶予を与えてしまうのは無視できない欠点。
しかしそれでもこの1マナパワー3という魅力的なワードには抗えない。
《緑地帯の暴れ者》とあわせ、緑ストンピィをスタンで日の目を浴びるときがくるかもしれない。たぶんこない。
・《太陽の化身、ギシャス》
8マナ7/6、速攻警戒トランプル。
与えたダメージ分トップをめくり、そこから恐竜を踏み倒すという豪快なリクルート能力を持つ。
ナヤ3色の大型ファッティにして、わかりやすく用意された恐竜デッキの切り札。
こういうわかり易いファッティは結構好み。
こいつが殴るたびわらわら恐竜が増えていくのはわくわくしますね、こういうのを「デッキ組みたくなるカード」って言うと思うのさ。
・《人質捕り》
4マナ2/3。
CIPで生物かアーティファクトを追放する《忘却の輪》的な能力と、その追放されたカードを唱える権利を得る《豪華の王、ゴンティ》的な能力を併せ持つ青黒の海賊。
ゴンティとは違い、盤面のカードを触ることができる反面自身が死ぬと盗んだカードは返さないといけないデメリットがついている。
青黒なのに一時追放、置物に触れると非常に色らしからぬ能力を持っている不思議な生物。
擬似的に《支配魔法》のようなことができるわけだから、そりゃあ強いにきまっている。重いところを捕まえるほどハイリスクハイリターンになるので、それなりにこいつを守ってあげる必要はありそうだがそこは色的に問題なし。
一度捕まえたカードは唱えてしまえば関係が切り離されるので、サルベージなりなんなりで相手のカードを奪いまくるのも一興。
・《魔術遠眼鏡》
《真髄の針》が1マナ重くなったらハンドのピーピングがついてきたという斜め上の上位種。
見てから針させるんだからー、そりゃ強い。
スタンダードだと、大体の場合はPWに刺すことになるだろうけども《キランの真意号》の搭乗を封じたり《歩行バリスタ》を封殺したりとコントロール的視点で見ると結構うれしいカード。
《削剥》で割られるのはご愛嬌。
今回はこんな感じですかね。
結構なげやりなプレビューでした。
いつもの販促、いつもの雑感。
気になったカードだけ雑にいきます。
どうでもいいけど、「リークされちまったからいっそ見せたるわ!!がはは!!」っていうストロングスタイルは結構好き。
・《穢れを灰に》
一見わかりにくいが、要するに「墓地の呪文を唱える」・「墓地の起動型能力」を封印するエンチャント。おまけで生物が死ぬたびにゲインする。
スタンダードでの主なターゲットは《奔流の機械巨人》と《機知の勇者》くらいで、意外と的は少なかったりする。
現状の墓地利用代表格である《王神の贈り物》・《スカラベの神》には効かないのがネック。開発の想定ではもうちょっと永遠というキーワードは強い能力だったのかもしれない。そんな一枚。
・《覚醒の太陽の神官》
1マナ1/1。アップキープにハンドの恐竜を公開することで2点ゲイン、5マナと自身のサクリファイスで恐竜をサーチ。
「ハンドから公開」というコストは基本的に安く、さらに全体的に重めな恐竜達のサポートカードにゲインがついているのはうれしい。二体並んだ日には赤単がゲロ。
サーチ能力が重いもののとりあえず手札の恐竜が尽きるまでゲインして、弾が尽きたらチャンプしつつ別の恐竜を引っ張ってくることができるので、白基調の恐竜デッキには割とすんなり入りそうな感じだが。
・《薄暮の使徒、マーブレイン・フェイン》
3マナ2/2レジェンダリの吸血鬼。名前が長い。
自身を含む非トークンの吸血鬼が殴ると1/1絆魂のトークンを出す。書いてることは割と強いが自身のスタッツが貧弱なので、普通に殴ると相打ち上等で普通にトークン出しただけで死にそう。
吸血鬼が並んだところにこいつを出してブワーッと絆魂並べる運用になりそう。
それが強いのかどうかは環境によるところ。
まあ、それなりに期待。
・《残骸の漂着》
攻撃中のクリーチャーを全員《流刑への道》に処するレンジストライク。
単体除去に使うには大振り、かといってアドを取ろうとまとめて流すとそれなりの数の土地をプレゼントするので、気軽には使いにくい。
ならば自分を対象にランパンしようにも結構なディスアド。リミテではボム足りえそうだがさすがに構築は厳しそう。基本土地をしこたま積んでるデッキなんて単色デッキかコントロールくらいなものなので、開き直って連打するくらいの勢いでガン積みするのもいいかも知れない。
スタンではとりあえず《エイブンの思考検閲者》と一緒に使うことでデメリットを軽減できる。この二枚を一緒に使うデッキを作れるかというとそれは知らないが。
・《トカートリの義杖兵》
2マナ1/3、《倦怠の宝珠》内臓のヘイトベア。生物のCIPが誘発しなくなる。
スタンダードでの主なターゲットは機械巨人サイクルと《機知の勇者》くらいで・・・ってこれなんかさっきも書いたような???
ティムール、というよりかエネルギーに関する能力を持ったクリーチャーは多くがCIPでエネルギーを調達するので、その妨害にも使える。根本的な対策にはならないが。
が、何よりも問題なのは能力の刺さり具合ではなく1/3というえらくケツでっかちで攻めっ気のないステータス。この手のクリーチャーは倒すのに難儀するとか対処を強いれるのが強みなのに、こいつ単体でのプレッシャーに欠ける。
3/1とは言わないのでせめて熊であって欲しかった。
スタンでヘイトベアを組みたい人はどうぞ。
・《夢呼びのセイレーン》
4マナ3/3瞬速飛行の海賊。他の海賊をコントロールしているとCIPで土地でないパーマネントを2つタップ。
青のクリーチャーとは思えない充実のスタッツ。4マナフラッシュフライングなら2/2か2/3くらいが相場な気もするが、飛行しかブロックできないデメリットをステータスに振っているらしい。こういうクリーチャーはブロックに回ることはないので殆ど気にならないデメリットだが。
能力のほうも普通に自身を連打してるだけでテンポを奪える優秀な能力。
アヴァシンも《呪文捕らえ》も落ちるけど、フラッシュデッキは組めませんかねぇ。
・《川の叱責》
6マナのソーサリー。相手のノンランドパーマネントを全てバウンス。
《サイクロンの裂け目》の超過をソーサリーにしたら1マナ安くなった。
いくらバウンスとはいえ、さすがに一方的なラスとなるとそれなりに強い。
例によってPWも機体もまとめて流せるのが強み・・・なのだが、普通にPWごと墓地送りにしてくれる《破滅の刻》や《啓示の刻》を押しのけてまで採用したいかと言われると微妙なライン。
《岸の飲み込み》がローテ落ちするので、それでも青単を組みたいあなたに。
・《狡猾な漂流者、ジェイス》
イラストが衝撃的な3マナジェイス。通称「乳首ジェイス」。
初期忠誠度3。
+1は自軍クリーチャーにサボタージュでのルーター能力を与える。割とアグレッシブ。
-2は《幻影の熊》相当のトークン生成。トークンに除去を向ける場面は殆どないので、あってないようなデメリット。
-5で新ルールを活かした自身の分身。ジェイスが無限に増えていく。
イラストといいルール変更を活かした挙動といい、トークンをだしたりと非常にいつものらしからぬジェイス。ボーラスに負けてイメチェン?
単体だとマイナスしてからプラスすることになるカードの上、マイナスも連打できないのでやはりビートダウンに組み込むことになりそう。
しかし立ちはだかる青のダブルシンボル。強く運用するには《キランの真意号》
が必須に思えてならないのだが、果たして。
・《深海艦隊の船長》
2マナ2/1、威迫。他の非トークンの海賊がいる状態で殴り、2マナ払うと2/2威迫の海賊トークンが出る。最近の生物インフレに慣れてると、「トークン出すのにマナ払わなくてもよくね?」なんて気も一瞬してしまうが冷静に考えて恐ろしく強すぎるので普通にマナを払うらしい。出てくるトークンも本人も威迫持ってるのがやばい。1マナの優秀なウィニー海賊が出るといいね。
・《富の享楽》
今回の特殊勝利エンチャ枠。
相手の生物が死ぬたびに宝物トークンを出し、このトークンを10個以上コントロールしている状態でアップキープを迎えると勝利する。
《面晶体の連結》に《機械化製法》といい、最近はエクゾディア的な「集めて勝つ」特殊勝利が増えたね。
このテのエンチャでは珍しく、重ね張りする意義があるので一応これを複数置いて全体除去撃てば普通に勝てそうな気もする。そう考えると意外といけそう。
が、悲しいかなさすがに5マナと重かった。
宝物トークンはこのカード以外にも出す方法があるし、このトークン自身もマナ加速の役割を持つのできちんと練りこめばそれなりいけそうとは思う。
割と現実味のある電波。
・《遺跡の略奪者》
3マナ3/2。
ボブもどきシリーズはこれで何代目でしょうか?
今回は強襲達成で本家を再現する。
攻撃してから第二メインに出すことで、すぐに能力が使えるのでそれなりには強そう。
カードの比較対象として合ってるかと言われると微妙だが、《ならず者の生成屋》と比較すると何か悲しくなる。
・《ヴラスカの侮辱》
今回の黒のレア除去枠。
《英雄の破滅》の亜種。PWか生物への単体除去に2点のゲインつき。インスタント(超重要)
「はいはい、またPW除去はソーサリーね・・・」と思ったら普通にインスタントでした。
黒ダブルシンボルに4マナと本家より重いが、破壊が追放にすげかわり、ゲイン付になったと考えると結構なパフォーマンス。青巨人で使いまわしてくれといっているような性能。構築でもよく見かけることになるでしょう。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が落ちるタイミングでこれを入れてくるのは悪意を感じる。
・《灼熱の太陽の化身》
6マナ6/6、CIPで上陸を達成した《焼尽の猛火》。
名前がやたらかっこいい恐竜。
赤トリプル6マナでCIP火力だけというのはフィニッシャーの性能としては物足りない感が否めない。もう一声欲しかった。名前はかっこいいのに。
・《風雲船長ラネリー》
3マナ3/2速攻、殴ると宝物トークンを出す伝説の海賊。
宝物をサクるたびにパンプアップもする。
出たターンすぐにマナ加速しつつパワー3で殴れるというのは優秀で、次ターンの4・5マナ圏への風通しをよくできるマナカーブの上でも仕事をするナイスガイ。
後半に引いてきても宝物があまっていればパワーに注ぎ込めるので悪くない。
普通に赤単に入りそう。
・《太陽鳥の祈祷》
今回の赤の面白エンチャ枠。
ややこしいテキストだが、要はマナコストが大きければ大きいほどヒット率があがる擬似的な続唱。
書いてることはクレイジーだが、とりあえず何か唱えるたびにおまけがつく(かもしれない)のでアドバンテージの面ではそれなりに堅実だったりする。
が、肝心のこのエンチャ自身が6マナと悠長どころの騒ぎではないので、やはり電波エンチャに終わってしまうのではなかろうか。ジョニー達の熱意に期待しよう。
・《殺戮の暴君》
絶 対 に 許 さ な い か ら な
6マナ7/6、呪禁・トランプルで打ち消し不可。
青巨人との相打ちすら許さないあたり、これを刷った奴はコントロールに親兄弟親戚を皆殺しにされたようだ。
真面目な話、6マナとは思えないとんでもないマナレシオをしているので6マナまで伸びる緑のデッキならは普通に採用できそうなのが恐ろしい。
・《老樹林のドライアド》
1マナ3/3という破格のスペックを持つが、CIPで相手がランパンする。
逆《はぐれ象》。
自身のリソースを失う本家と違って相手に恩恵を与えるカードなのでデメリットをコントロールしにくく、扱いにくい。このデメリットをステータスに変換してビートダウンするカードなのに、相手に猶予を与えてしまうのは無視できない欠点。
しかしそれでもこの1マナパワー3という魅力的なワードには抗えない。
《緑地帯の暴れ者》とあわせ、緑ストンピィをスタンで日の目を浴びるときがくるかもしれない。たぶんこない。
・《太陽の化身、ギシャス》
8マナ7/6、速攻警戒トランプル。
与えたダメージ分トップをめくり、そこから恐竜を踏み倒すという豪快なリクルート能力を持つ。
ナヤ3色の大型ファッティにして、わかりやすく用意された恐竜デッキの切り札。
こういうわかり易いファッティは結構好み。
こいつが殴るたびわらわら恐竜が増えていくのはわくわくしますね、こういうのを「デッキ組みたくなるカード」って言うと思うのさ。
・《人質捕り》
4マナ2/3。
CIPで生物かアーティファクトを追放する《忘却の輪》的な能力と、その追放されたカードを唱える権利を得る《豪華の王、ゴンティ》的な能力を併せ持つ青黒の海賊。
ゴンティとは違い、盤面のカードを触ることができる反面自身が死ぬと盗んだカードは返さないといけないデメリットがついている。
青黒なのに一時追放、置物に触れると非常に色らしからぬ能力を持っている不思議な生物。
擬似的に《支配魔法》のようなことができるわけだから、そりゃあ強いにきまっている。重いところを捕まえるほどハイリスクハイリターンになるので、それなりにこいつを守ってあげる必要はありそうだがそこは色的に問題なし。
一度捕まえたカードは唱えてしまえば関係が切り離されるので、サルベージなりなんなりで相手のカードを奪いまくるのも一興。
・《魔術遠眼鏡》
《真髄の針》が1マナ重くなったらハンドのピーピングがついてきたという斜め上の上位種。
見てから針させるんだからー、そりゃ強い。
スタンダードだと、大体の場合はPWに刺すことになるだろうけども《キランの真意号》の搭乗を封じたり《歩行バリスタ》を封殺したりとコントロール的視点で見ると結構うれしいカード。
《削剥》で割られるのはご愛嬌。
今回はこんな感じですかね。
結構なげやりなプレビューでした。
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